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    中華の格安SSD MiWhole CT300 2TB を試してみました!

    どうもお久しぶりです、さて今回は・・・
    最近5chやらTwitterやらでAliExpressセールの話の中に異様に安く売られていた中華NVMeSSDの話題となります。

    ※以下注意事項
    ・本気で使うSSDではなくネタを重視しています
    ・俗にいう特殊な訓練を受けてます向けのSSDの記事です
    ・中華ストレージに嫌悪感を覚える方は見ないことをオススメします


    はい、というわけで一般的には非推奨なSSDの話題となります、内容としては軽いベンチマークとその使用感だけを語る記事とさせていただきます、一応リアルタイムで運用する予定でもあるので、なんかあったらときは記事を更新していく予定です。

    てなわけで本題に入っていきましょう。


    今回買ったのはAliExpressで売っていたSSD、MiWhole CT300となります。
    WS004632.jpg
    インテル環境であればシーケンシャルリード7500MB/s、ライド6500MB/s、ランダムも1Q1Tでリード90MB/sとか出るとかなんとからしくて、自分がこの製品を買ったときは2TBで11,637円でした。
    WS004634.jpg


    公表スペックはこんな感じですね
    WS004633.jpg
    スペックだけ見るには優秀そうな気がしますね。

    で、ここからがフォロワーや5chで見た情報をまとめると
    ・コントローラー部が裸で94℃を超える
    ・ソフトウェアで見た温度はNANDだけであてにならない
    ・使用開始2時間でコントローラーエラーが出た
    ・DRAMキャッシュと書かれてますが、実際はキャッシュレス
    ・2TBだけど片面実装、232層TLCらしい

    などいろいろな話がありました、多分なんですけどコントローラーのクロックを高めにすることで速度をあげている製品だと思うので、コントローラー部がメッチャ熱くなるタイプだと思います、そのためM.2クーラーは大きめのものにしてよく冷やせるほうがいいのかもしれません。

    そんなわけで一緒に大きめなM.2クーラーを買ったわけですが、このときのノリが中華には中華をぶつけんだよ!っていう狂ったノリだったときにフォロワーがコレ良さそうじゃないって教えてくれて買ったものとなります
    Fs1t2tzakAMlhS1.jpg
    ただこのクーラーってサイズが代理店としても販売していることもあって、何気に出来もそこまで悪くないんですよね・・・2000円ぐらいで買えますし、ただ大きいということで、とある問題が発生しましたが・・・

    ちなみにSSDは3年保証らしいですね、AliExpressで買ったので故障のときの対応が少しめんどくさいですがちゃんと対応をしてくれると思います、なお箱は少し潰れているのは中華クオリティかと思います(
    Fs1qHv7acAMdgHa.jpg
    話に聞いていたとおりIC部にフィルムが貼られておらず、片面実装でありました。

    コントローラーは中華SSDでもおなじみのMaxioコントローラー
    Fs1q0uIaEAAlbHE.jpg
    モデルはTSMCの12nmプロセスで製造とされるMAP1602Aとなります、コントローラーの実行速度等は商品スペックと同じなので数値なので間違いないと思います。

    NANDは、これも中国のチップメーカーでお馴染みのYMTC製品となります、ただこちらは令和最新版ともいえるYMTC232層NANDという話があり、YMTC232層は去年の夏に辺りに発表されていたので、中華SSDの中では新しい製品になるかと思います
    Fs1qXoXaEAEs4Bl.jpg
    ここの型番を調べてみても何処にもヒットしません

    というわけで早速取付作業をしたいと思います。だいたいにも私はこいつをゲーム用ストレージにしたいと思っていたので、メインPCに装着してたWDのSN770を取り外し、こいつを装着することに

    以下今回使用したPCスペック
    ・Ryzen 5800X3D
    ・ASRock X570 SteeleLegend
    ・DDR4-3600Mhz 32GB
    ・Radeon 6900XT
    ・比較用SSD WD SN770 1TB

    IMG_20230209_025821_2023040501291077e.jpg

    PCについていたSSDの変換をポンと外して
    Fs3KLJ3akAQYhwd.jpg
    SSDの入れ替えを行いました

    購入したM.2クーラーがダイレクトヒートタッチなんですが、中間の一部が開いてるためちょっとあたりどころが悪くなる場合がありますねこれ・・・
    Fs3HpUOaYAAzoQb.jpg

    どう見ても巨大です、なおAmazonの商品レビュー曰く冷えるのは確からしいです
    Fs3LNmJaYAAbkUN.jpg

    ※最重要
    CT300はNANDの高さと比べるとコントローラーの背が低く、ヒートシンクに当たらないおそれがあります
    Fs3OYlhaIAABEnC.jpg
    Twitterの非フォロワーの方から購入のときに背が低くて触らないから、厚みがあるサーマルパッドを用意したほうがいいかもしれないってことだったんですが、私は複数枚あったクーラーのパッドを上手く使ってなんとか触るようにしました、でもやっぱ厚みがある方がいいかもしれない・・・

    で、でかいクーラーによる致命的な問題がこちら
    Fs3UgqDaUAIUZiu.jpg

    干渉でX570SLのPCI-E x16スロット2に刺さらない

    twtmqw341kf4fuckt6qi (1)

    物がデカすぎました・・・

    GPUを下にずらすなり、マザー本体につければなんとかなりますがちょっとめんどくさいと思ったのでとりあえずPCI-E4.0 x1にして動作を確認すること
    Fs3W_I1acAIy3Te.jpg

    で、中華SSDといえばmaxio_nvme_fidというツールを使うことで、中身を確認することが出来るのですがこれは他の方の記事でも乗ってましたがCT300の中身を覗くとフリーズが発生するようで、自分の環境でも発生してしまったため、スマホのカメラにて撮影をいたしました。
    Fs3X7uzaEAATspJ.jpg
    この表記通りですと232層のTLCであることが確認できました。ただしこのツールは更新がされることによって認識精度が変わるのかいきなりQLC表記になったりするパターンも存在するので要警戒ですが、本当に232層の製品であるならばメーカー通りにTLCということになるのでしょう、多分

    フリーズ後にCrystalDiskInfoを使ったのでアンセーフシャットダウンのカウントが増えてしまいました・・・
    Fs3YkeraYAIVjza.jpg
    で、ここの温度はNAND基準なのか、また偽装温度なのかわかりませんがCT300は基本的にソフトの温度表記はあてにならないと言われてます。そもそも負荷が高く熱を持つのがコントローラー部が一番というレビューもあるため、ここのソフトの温度表記をあてにしないほうがいいかもしれません

    で、せっかくx1で接続しているので。速度を測ることにいたしました
    Fs3avLSaYAAYzlT.jpg
    まぁまずまずというところでしょうか、他の方のレビューによるとPCI-E3.0で動作させるだけでもサーモグラフィーの温度が多少違うらしいので、速度が出ない分冷えやすいのはあったりするんじゃないでしょうかね

    とまぁ流石にPCI-E4.0x4で計測しないと本領が発揮できないので、変換についてたヒートシンクを装着して再テストを行いました。
    Fs3d7n9aEAAtBXl.jpg
    本当だったらCPUに直結してる方のM.2スロットに刺すのが一番パフォーマンスが出るのですが、今回は調整しやすさを重視してPCI-Eスロットでの変換動作にいたしております。

    その結果がこちらです、公表値の速度までは届いておりませんが概ねSN770のゲームモードよりも全体的に速いと行った感じです。CPUを13世代のインテルCPUやZen4などのシングルスレッドが高速なものにするともう少し速度が出るそうなのですが、そう簡単に用意は出来ないため大体の数値はこんなもんかと思いました
    名称未設定
    クロックが低めの5800X3Dでもここまで出てるなら十分だと思います。ちなみにフォロワーいわく13900Kならランダム4K1Tで98MB/sほど出るそうなので速度は十分素質がありそうに感じます

    ただおもしろいことにデータサイズを1G→8Gにした場合はSN770のランダムリードが大きく落ち込む中CT300は安定をしているので、ここが少しおもしろいなと思いました
    名称未設定2

    ATTO Disk Benchmarkだとこんな感じですね
    Fs3ulu3aIAEKGuw.jpg
    SN770のデータサイズが1GBになってますが、実際はCT300と同じ256MBで計測をしています。全体的にみてもそうなのですが特に4k以下では二倍の差が出るぐらいにはCT300が速い感じですね

    次にSSDの容量偽装の確認をするために全領域書き込みテストをおこないました
    Fs4AHz2akAAlsXf (1)
    Fs36CSVagAEC8LY (1)
    結果的に言いますと容量偽装はなし、それどころか安定した書き込み速度のおかげで2TBのSSDなのにも関わらずベリファイも含めて1時間かからないぐらいで終わりました。

    で、SLCキャッシュ型なので、容量が埋まるほどキャッシュが少なくなり一定容量数の書き込み速度の低下が発生するかと思われたのですが、どうやらSLCキャッシュとしている予備領域がかなり多めに設定されているようで、データ量75%からの100GBの書き込みや、50%の空き容量からの200GBの書き込み、またデータが最大まで溜まった状態でのファイル転送の速度が低下しないとい結果となり、5chの有志による検証でも空き容量100%で900GB程度まで入れて初めてキャッシュ切れがおこったなどがあるので、キャッシュレスですが超でかいキャッシュがあるように感じますね。検証は出来ませんがキャッシュ開放も速いんじゃないかなと思います

    空き容量25%時に100GBのファイルを書き込んでいる状態
    Fs4Baz1agAcC04-.jpg

    空き容量50%の時に200GBのファイルを書き込んでいる状態
    Fs4C5fyaMAAJ3_Q.jpg
    Fs4C5w6aMAApkrO.jpg

    本当はSLCキャッシュの動作を見切るためにもHD Tune Proなどを使って計測したほうがいいのかもしれませんが、ソフトの購入をしていないので測れずじまいです・・・ ただ実測の動作でこれならばキャッシュはほぼ使い切れないという感じだと思います、しかしNANDの一部をキャッシュとしてつかうと使う構造なだけにここまでキャッシュが伸びると寿命も少し気になるところではあったりもしますが・・・

    で、肝心なゲームロードなんですが、手っ取り早いのがFF15のフィナーレベンチだったので、それで計測してみたところ

    FF14 フィナーレベンチ フルHD 最高設定
    SN770ゲームモード
    シーン#1 1.071sec
    シーン#2 2.102sec
    シーン#3 2.925sec
    シーン#4 1.281sec
    シーン#5 0.607sec
    合  計 7.986sec

    CT300
    シーン#1 1.013sec
    シーン#2 1.842sec
    シーン#3 2.641sec
    シーン#4 1.122sec
    シーン#5 0.583sec
    合  計 7.201sec

    コンマ何秒の世界ですが、間違いなくロード速度は上がってると感じます。

    と、いった感じでした。
    正直自分自身もこのSSDを本格的に使えるのかどうか疑問であったりしますが、とりあえずゲーム用ストレージとして使っていって問題があるのか、無いのかを見極めていきたいと思います。まぁリアルタイム計測ですね。

    ただ他でも言われてるようにコントローラーの熱とコントローラーエラーの一件があるため、どうにかしてM.2のクーラーを変えておきたいというのが正直なところだと思います、うちもサーモグラフィー買おうかなぁ・・・

    ではまたなにか発見がありましたら!!(:3[▓▓]

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