Ryzen 5800X3Dを買いました!
どうも、最近になって水が100箱届いてしまった鹿の人です・・・
それは置いておきまして今回は以前から狙っていましたRyzen7000シリーズを諦め、フォロワーさんから5800X3Dを格安で提供していただきましたので、引き取って使ってみようと思った次第です

元々5800X3Dの情報は海外や日本の記事でかなり調べ尽くしているので大体の期待値はわかっており、フルHD解像度やWQHD解像度の144hz以上で5800Xとくらべて全体で15%前後のゲーム性能が手に入る程度なので、まぁ無理して買わなくてもいいかなって思ったんですが、せっかくですしね・・・
それは置いておきまして今回は以前から狙っていましたRyzen7000シリーズを諦め、フォロワーさんから5800X3Dを格安で提供していただきましたので、引き取って使ってみようと思った次第です

元々5800X3Dの情報は海外や日本の記事でかなり調べ尽くしているので大体の期待値はわかっており、フルHD解像度やWQHD解像度の144hz以上で5800Xとくらべて全体で15%前後のゲーム性能が手に入る程度なので、まぁ無理して買わなくてもいいかなって思ったんですが、せっかくですしね・・・
そんなこんなで早速自分のメインPCのCPUを交換していきたいと思います

特に目立つ部分がないうちのPCから
CPUクーラーを外して

なんだかんだ愛用してました5600Xを外し
猫グリスことSMZ-01Rを使い

CPUクーラーを取り付けた後にチップ配列的にヘラ塗りが良かったんじゃないかなと思いましたがいつものセンターお米方式でグリスをぬりました

(ちょっと塗りすぎた気がしますがその分広がると思いましょう、多分あふれるけど)
マザーボードのBIOSは最新版だったので特に問題なく起動しました

早速簡単な検証をやっていきたいと思います。
PCスペック
AMD Ryzen 5 5600X(6C/12T)
AMD Ryzen 7 5800X3D(8C/16T)
【M/B】ASRock X570 Steele Legend
【RAM】G.Skill Sniper X F4-3600C19D-32GSXWB(16GBx2)
【GPU】Red Devil AMD Radeon RX 6900 XT 16GB
【NVMe】WD_BLACK SN770 NVMe(1TB OS)
PC設定
・CPU動作デフォルト設定
・メモリDDR4-3200MhzCL22-22-22(3200Mhz定格)
・RX6900XT(リファレンス動作)
完全に一世代前のゲーミングPC構成ですが、個人的にはこれぐらいあればしばらく使いつぶせると思います。本当でしたらメモリのクロックを上げていきたいところもあるんですが、今からDDR4のハイクロックの1Rank32GBを揃えるのもなんかモヤモヤするのでここだけは妥協しています
まずはCPUベンチでおなじみのCinebench R23から

5600Xと比べる最大時のクロックが低い分シングルスレッド性能が落ちましたが、2コアが増えた分マルチスコアは上がりました。このクロックが低めの設定に加えてOCが事実上出来ないCPUなので同じ8コアである5800Xより全体的にアプリケーション性能が低くなるのだけがゆいつの残念ポイントだったりします
ベンチマーク中の消費電力と熱量はこんな感じでした。

元より電圧が高めかつPPTが142Wの設定をされているCPUなのでPPTが72Wである5600Xと比べると熱い印象です。ベンチマーク中に5800X3Dがブーストクロックを高めに維持できてないので、CPUの温度に余裕がないことによりブーストクロックを上げきれてないというところが懸念されます。なので忍者5クーラーが冷やしきれない可能性が高いです。
しかしゲーム中ではCPUを最大まで使うということがほぼほぼ無いのでこの辺はあまり気にしなくてもいいかもしれません。
【暁月のフィナーレ ベンチマーク 】

3Dキャッシュの一番影響力が多いフルHDの解像度ではこのような数値となりました、ベンチマーク中を見る限りでも最高フレームと最小フレーム数が増加しており、6900XTをより使いこなせるようにも感じました。
ちなみにWQHD解像度では27796→32560までスコアを伸ばしておりスコアアップを体験しました。なお最大フレーム数を伸ばせないという意味で4K解像度はパスしてます
【3DMark FireStrike】


DX11ベンチマークの部分でテストしてみました。元よりGPUを回しきれるベンチマークなのでCPUを変えてもGPUのスコアは出しきれませんでしたが演算をCPUに肩代わりした場合に影響するphysicsスコアを大きく伸ばしており、CPUを使う場面が多いゲームタイトルなら確実にフレームレートが伸びるという結果となりました。
【3DMark Timespy】


DX12世代となるTimespyでも同じような感じでした、CPUの数値だけ伸びたのでCPUに演算をさせる場面があれば有効に働くだろうと思うところもあります
基本的に5800X3Dが効くのはCPUに左右されやすくなるフレームレートが120FPSを超える場合や、またDX9時代のグラフィックが今では軽すぎるタイトル、またはヴァロラントなどCPU演算が効くゲームが主で、3DキャッシュはMSFSなど一部効くごく僅かなタイトルといったところですが、基本はIPCが高いハイクロックのCPUと似た恩恵となり、GPUを最優勢となるゲームタイトルや4K60FPSなどではほぼ恩恵が無いとも言える部分もあるため、正直タイトルは選ぶところはあります。海外でのレビューで50品目のタイトルでの統計でもCPUが実際効いてるところが限られているのでCPU一つでフレームレートの上昇への過度の期待は出来ないといえるのは正直あります。
もしかしたら今後のゲーム販売において3Dキャッシュを意識したタイトルが出たらもしかするともしかするかもしれませんが・・・
そしてここからは5800X3Dでのチューニングを軽くやっていきたいと思います。
まず5800X3DはBIOSなどでの電力調整がロックされており、基本的にはPPTやPBO2などをイジることが出来ないCPUとなっているのですが、海外のツールの一つに【PBO2 Tuner】というものを使うことによって色々と調整ができようになったりますので、軽く遊んでいきたいと思いました。ただしこのツールの使用は外部ツール利用での調整でありメーカーの保証外の行為なので自己責任で行うようになります、なおPBO2 Tunerの使い方とダウンロードツールは海外のフォーラムに上がってるので使ってみたいという方は各自調べてお使いくださいませ
なおPBO2 TunerはOS上で動かすソフトウェアなので、リセットごとに設定が飛んでしまうのですがフォーラムに書いてあるとおりにタスクマネージャーを使ってOS起動時に設定した値を立ち上げるようにしております。
まずはcurve optimizerの部分調整でほぼ安定して動かすことが出来ないであろうALL-30にして試してみました、1countは3~5mV前後の調整幅になるらしく、-30countsは-90~-150mV相当の電圧変更と同じ動作となるそうです、こうすることで電圧の要求とCPUの発熱を抑え動作の余力を生ませることでブーストも上がりやすくなりパフォーマンスを上げることが出来るようになります。
curve optimizerについてはこちらの記事を参考にしてください
ASCII x AMD様より「Precision Boost OverDrive 2」でのOC方法を解説!Ryzen 5 5600Xの性能を引き出す設定は? (1/4) https://ascii.jp/elem/000/004/046/4046744/


結果はこの通り、CPUの消費電力が下がり(CPUパッケージの消費が125W→95W)これによって発熱が低下、そのためCPU動作に余力が生まれたのでパフォーマンスが大幅に増加しました。海外のフォーラムでもALL-30でも安定して動くみたいな話もありましたが、うちの個体ではALL-25、-30では原神が動かなかったり一部ソフトの安定化がとれなかったのでひとまず-20ほどにしたら安定したのでこの設定を様子見をかねて運用することにしました


Co -20は約-60~-100mVの調整幅になります、-30ほどではないにしてもcurveをイジらないときよりはマルチスコアが上がり、消費電力と熱量も下がりましたのでかなり美味しいポイントです。本当だったら動きの良いコアと悪いコアを選別して数値を前後させるほうがよりクロックを上げやすくパフォーマンスが良くなるんですが沼の入り口となりますし、クロック上限がされている5800X3Dではこれぐらい雑でもいいかもしれません。
ちなみにRyzenMasterを使うと一般的には優秀なコアとされていて、CPU動作のおいてメインアクティブにされる1コアと2コアが分かるんですが☆がプライマリー、○がセカンダリーとなる部分を-15、-20としたら原神のプレイなどはできるようなりましたので、エラーテストなどで何回と行いつつエラーの見極めつつイジるのが正しい設定になるかと思います

実はこの設定、CoreCyclerっていう1コア1コアに負荷をかけてErrorを調べるツールがあるんですが、それのテストで4週ほどパスをしてしまい、海外フォーラムの人たちが-30にしても問題ないよ!っていうのはあらがちまちがないのかもしれません、ただ本日記事ではALL Co -20で続けていきます
次にcurve optimizerで余力を作ることでPPT制限をかけてもスコアが下がりにくい状態を作りつつ5800X3Dの最大値まで性能がいらない自分がいたので、5700Xまたは5600Xと同じTDP65W相当にして存在しない架空の5700X3Dというのを作ってみたかったので作ってみました

5700Xの定格と同じPPT76W、TDC60A、EDC90Aというかなり控えめな設定です、これによってCPUは最大76Wしか使うことが出来ないのでそこそこEcoになり、発熱も抑えられて使いやすいCPUになるかと思います。
その結果がこちらです

CPUベンチマークを回しても60℃を切る素晴らしい数値に落ち着きました、マルチの最大スコアが下がってしまうのは仕様上仕方がないんですがPPTを72Wに落としてもここまでスコアを維持できているので、curveの設定がかなり効いてるのだと思います。そしてPPT制限をいれた時点でゲーム関係のベンチマークのスコアは下ってしまうんですが、一部を除きCPUをフルで使うことがない実際のゲームプレイではPPT制限がない状態と同じ動作でゲームを動かすことが出来るので、大体のゲームではこれで問題なく性能を出せると思います。240とか360FPSとかを狙ってる場合はPPT制限は無しにしてcurveだけイジる方がいいかもしれませんが
色々いじった結果、数値が分かりづらくなったので軽くまとめるとこんな感じです。

curveのおかげで標準状態と同じ性能を維持しながら温度が低いところと消費電力が低くなったところがポイントですね
ゲームの実プレイにおいての消費電力
【原神・フルHD・最高設定・60FPS】

curve optimizerの恩恵があるためか6コアの5600Xよりも10Wも低い消費電力で遊べるようになりました。公式で60FPSまでの原神ではCPUをほぼ使うことがないため非常に快適です。
【APEX・WQHD・低設定・165FPS】

APEXはGPU優先のゲームのためCPUがほぼ使われないので原神と似たような数値になりました。不思議なことが一つあって同じGPUと同じ設定のはずなのに5600Xの頃よりもGPUの消費電力が僅かに下がる傾向があり、SAMが効いてて効率が上がったのかなぁと思うところがあったりなかったりしますが、正直謎です
【PAYDAY2・フルHD・フレームリミットなし】

ロビー300FPS、平均200~270FPS
古いゲームかつ意図的にフレームを稼ぐようにした場合はこのような感じでした。PAYDAY2では4スレッド+α程度しかCPUが使えないのでこれもPPT内に収まってます、5600Xとの比較画像がありませんが50FPSほどは最小フレームが稼げてる感じですのでこの辺りは3Dキャッシュが効いてる気がします。やはり高フレーム狙いに使えます
という感じで完全にゲームにもよるんですが自分が今やってるゲームとモニタの解像度とリフレッシュレートではCPUを変える恩恵が少ないのが正直なところで、本来だとフレームが多すぎるヴァロラントとか、全体的にCPUを食らうBF2042辺りを試してみるのが良いのだとおもったのですがそちらだと今度はPPT76W制限に確実当たるはずなので、省いてます。ちなみに5800X3Dを譲ってくれた人いわくBF2042とRX6950XT&5700Gと比べるとドチャクソフレームレートが上がったと言ってたので多分確実に恩恵はあるはず(PCI-Eの帯域制限とキャッシュが半分の5700Gと比べたらそりゃ上がるのはあるけども)
ちなみにGrand Theft Auto VやForza Horizon 5などは中~高設定において5600Xよりも確実にフレームレートが上がったので恩恵は確実にありますが、ある程度CPUとGPUの理解力が必要になるCPUだと思いました。
フルHD&WQHDとかでリフレッシュレート144hz以上を狙ったりする環境には○、4K60FPSをベースに動かしたりする場合はGPUが優先されるので△(4Kでも低設定の高フレームを狙うならあり)
なおAMDが公表していた平均フレームレート15%増加はノーマルZen3+RDNA2での話であり、RTX4090のような性能が高すぎるGPUにおいてはノーマルZen3と比べ20%前後まで跳ね上がるようなので、GPUが強いほど有効なのかもしれない・・・
最近の海外レビューにおいてDDR5をオーバークロックしたZen4のが平均してどのゲームでも5800X3Dよりフレームが上がるという話もあるので、それを踏まえるとZen4 3Dキャッシュが欲しくなるときが来るかもしれないけど、今度はGPUがほしくなると思うのでとりあえずこれぐらいで妥協して使って行こうかなと思いました。
まぁ消費電力が低いのが正直魅力ですしね
では今回もこれぐらいで(:3丿[▓▓]

特に目立つ部分がないうちのPCから
CPUクーラーを外して

なんだかんだ愛用してました5600Xを外し
猫グリスことSMZ-01Rを使い

CPUクーラーを取り付けた後にチップ配列的にヘラ塗りが良かったんじゃないかなと思いましたがいつものセンターお米方式でグリスをぬりました

(ちょっと塗りすぎた気がしますがその分広がると思いましょう、多分あふれるけど)
マザーボードのBIOSは最新版だったので特に問題なく起動しました

早速簡単な検証をやっていきたいと思います。
PCスペック
AMD Ryzen 5 5600X(6C/12T)
AMD Ryzen 7 5800X3D(8C/16T)
【M/B】ASRock X570 Steele Legend
【RAM】G.Skill Sniper X F4-3600C19D-32GSXWB(16GBx2)
【GPU】Red Devil AMD Radeon RX 6900 XT 16GB
【NVMe】WD_BLACK SN770 NVMe(1TB OS)
PC設定
・CPU動作デフォルト設定
・メモリDDR4-3200MhzCL22-22-22(3200Mhz定格)
・RX6900XT(リファレンス動作)
完全に一世代前のゲーミングPC構成ですが、個人的にはこれぐらいあればしばらく使いつぶせると思います。本当でしたらメモリのクロックを上げていきたいところもあるんですが、今からDDR4のハイクロックの1Rank32GBを揃えるのもなんかモヤモヤするのでここだけは妥協しています
まずはCPUベンチでおなじみのCinebench R23から

5600Xと比べる最大時のクロックが低い分シングルスレッド性能が落ちましたが、2コアが増えた分マルチスコアは上がりました。このクロックが低めの設定に加えてOCが事実上出来ないCPUなので同じ8コアである5800Xより全体的にアプリケーション性能が低くなるのだけがゆいつの残念ポイントだったりします
ベンチマーク中の消費電力と熱量はこんな感じでした。

元より電圧が高めかつPPTが142Wの設定をされているCPUなのでPPTが72Wである5600Xと比べると熱い印象です。ベンチマーク中に5800X3Dがブーストクロックを高めに維持できてないので、CPUの温度に余裕がないことによりブーストクロックを上げきれてないというところが懸念されます。なので忍者5クーラーが冷やしきれない可能性が高いです。
しかしゲーム中ではCPUを最大まで使うということがほぼほぼ無いのでこの辺はあまり気にしなくてもいいかもしれません。
【暁月のフィナーレ ベンチマーク 】

3Dキャッシュの一番影響力が多いフルHDの解像度ではこのような数値となりました、ベンチマーク中を見る限りでも最高フレームと最小フレーム数が増加しており、6900XTをより使いこなせるようにも感じました。
ちなみにWQHD解像度では27796→32560までスコアを伸ばしておりスコアアップを体験しました。なお最大フレーム数を伸ばせないという意味で4K解像度はパスしてます
【3DMark FireStrike】


DX11ベンチマークの部分でテストしてみました。元よりGPUを回しきれるベンチマークなのでCPUを変えてもGPUのスコアは出しきれませんでしたが演算をCPUに肩代わりした場合に影響するphysicsスコアを大きく伸ばしており、CPUを使う場面が多いゲームタイトルなら確実にフレームレートが伸びるという結果となりました。
【3DMark Timespy】


DX12世代となるTimespyでも同じような感じでした、CPUの数値だけ伸びたのでCPUに演算をさせる場面があれば有効に働くだろうと思うところもあります
基本的に5800X3Dが効くのはCPUに左右されやすくなるフレームレートが120FPSを超える場合や、またDX9時代のグラフィックが今では軽すぎるタイトル、またはヴァロラントなどCPU演算が効くゲームが主で、3DキャッシュはMSFSなど一部効くごく僅かなタイトルといったところですが、基本はIPCが高いハイクロックのCPUと似た恩恵となり、GPUを最優勢となるゲームタイトルや4K60FPSなどではほぼ恩恵が無いとも言える部分もあるため、正直タイトルは選ぶところはあります。海外でのレビューで50品目のタイトルでの統計でもCPUが実際効いてるところが限られているのでCPU一つでフレームレートの上昇への過度の期待は出来ないといえるのは正直あります。
もしかしたら今後のゲーム販売において3Dキャッシュを意識したタイトルが出たらもしかするともしかするかもしれませんが・・・
そしてここからは5800X3Dでのチューニングを軽くやっていきたいと思います。
まず5800X3DはBIOSなどでの電力調整がロックされており、基本的にはPPTやPBO2などをイジることが出来ないCPUとなっているのですが、海外のツールの一つに【PBO2 Tuner】というものを使うことによって色々と調整ができようになったりますので、軽く遊んでいきたいと思いました。ただしこのツールの使用は外部ツール利用での調整でありメーカーの保証外の行為なので自己責任で行うようになります、なおPBO2 Tunerの使い方とダウンロードツールは海外のフォーラムに上がってるので使ってみたいという方は各自調べてお使いくださいませ
なおPBO2 TunerはOS上で動かすソフトウェアなので、リセットごとに設定が飛んでしまうのですがフォーラムに書いてあるとおりにタスクマネージャーを使ってOS起動時に設定した値を立ち上げるようにしております。
まずはcurve optimizerの部分調整でほぼ安定して動かすことが出来ないであろうALL-30にして試してみました、1countは3~5mV前後の調整幅になるらしく、-30countsは-90~-150mV相当の電圧変更と同じ動作となるそうです、こうすることで電圧の要求とCPUの発熱を抑え動作の余力を生ませることでブーストも上がりやすくなりパフォーマンスを上げることが出来るようになります。
curve optimizerについてはこちらの記事を参考にしてください
ASCII x AMD様より「Precision Boost OverDrive 2」でのOC方法を解説!Ryzen 5 5600Xの性能を引き出す設定は? (1/4) https://ascii.jp/elem/000/004/046/4046744/


結果はこの通り、CPUの消費電力が下がり(CPUパッケージの消費が125W→95W)これによって発熱が低下、そのためCPU動作に余力が生まれたのでパフォーマンスが大幅に増加しました。海外のフォーラムでもALL-30でも安定して動くみたいな話もありましたが、うちの個体ではALL-25、-30では原神が動かなかったり一部ソフトの安定化がとれなかったのでひとまず-20ほどにしたら安定したのでこの設定を様子見をかねて運用することにしました


Co -20は約-60~-100mVの調整幅になります、-30ほどではないにしてもcurveをイジらないときよりはマルチスコアが上がり、消費電力と熱量も下がりましたのでかなり美味しいポイントです。本当だったら動きの良いコアと悪いコアを選別して数値を前後させるほうがよりクロックを上げやすくパフォーマンスが良くなるんですが沼の入り口となりますし、クロック上限がされている5800X3Dではこれぐらい雑でもいいかもしれません。
ちなみにRyzenMasterを使うと一般的には優秀なコアとされていて、CPU動作のおいてメインアクティブにされる1コアと2コアが分かるんですが☆がプライマリー、○がセカンダリーとなる部分を-15、-20としたら原神のプレイなどはできるようなりましたので、エラーテストなどで何回と行いつつエラーの見極めつつイジるのが正しい設定になるかと思います

実はこの設定、CoreCyclerっていう1コア1コアに負荷をかけてErrorを調べるツールがあるんですが、それのテストで4週ほどパスをしてしまい、海外フォーラムの人たちが-30にしても問題ないよ!っていうのはあらがちまちがないのかもしれません、ただ本日記事ではALL Co -20で続けていきます
次にcurve optimizerで余力を作ることでPPT制限をかけてもスコアが下がりにくい状態を作りつつ5800X3Dの最大値まで性能がいらない自分がいたので、5700Xまたは5600Xと同じTDP65W相当にして存在しない架空の5700X3Dというのを作ってみたかったので作ってみました

5700Xの定格と同じPPT76W、TDC60A、EDC90Aというかなり控えめな設定です、これによってCPUは最大76Wしか使うことが出来ないのでそこそこEcoになり、発熱も抑えられて使いやすいCPUになるかと思います。
その結果がこちらです

CPUベンチマークを回しても60℃を切る素晴らしい数値に落ち着きました、マルチの最大スコアが下がってしまうのは仕様上仕方がないんですがPPTを72Wに落としてもここまでスコアを維持できているので、curveの設定がかなり効いてるのだと思います。そしてPPT制限をいれた時点でゲーム関係のベンチマークのスコアは下ってしまうんですが、一部を除きCPUをフルで使うことがない実際のゲームプレイではPPT制限がない状態と同じ動作でゲームを動かすことが出来るので、大体のゲームではこれで問題なく性能を出せると思います。240とか360FPSとかを狙ってる場合はPPT制限は無しにしてcurveだけイジる方がいいかもしれませんが
色々いじった結果、数値が分かりづらくなったので軽くまとめるとこんな感じです。

curveのおかげで標準状態と同じ性能を維持しながら温度が低いところと消費電力が低くなったところがポイントですね
ゲームの実プレイにおいての消費電力
【原神・フルHD・最高設定・60FPS】

curve optimizerの恩恵があるためか6コアの5600Xよりも10Wも低い消費電力で遊べるようになりました。公式で60FPSまでの原神ではCPUをほぼ使うことがないため非常に快適です。
【APEX・WQHD・低設定・165FPS】

APEXはGPU優先のゲームのためCPUがほぼ使われないので原神と似たような数値になりました。不思議なことが一つあって同じGPUと同じ設定のはずなのに5600Xの頃よりもGPUの消費電力が僅かに下がる傾向があり、SAMが効いてて効率が上がったのかなぁと思うところがあったりなかったりしますが、正直謎です
【PAYDAY2・フルHD・フレームリミットなし】

ロビー300FPS、平均200~270FPS
古いゲームかつ意図的にフレームを稼ぐようにした場合はこのような感じでした。PAYDAY2では4スレッド+α程度しかCPUが使えないのでこれもPPT内に収まってます、5600Xとの比較画像がありませんが50FPSほどは最小フレームが稼げてる感じですのでこの辺りは3Dキャッシュが効いてる気がします。やはり高フレーム狙いに使えます
という感じで完全にゲームにもよるんですが自分が今やってるゲームとモニタの解像度とリフレッシュレートではCPUを変える恩恵が少ないのが正直なところで、本来だとフレームが多すぎるヴァロラントとか、全体的にCPUを食らうBF2042辺りを試してみるのが良いのだとおもったのですがそちらだと今度はPPT76W制限に確実当たるはずなので、省いてます。ちなみに5800X3Dを譲ってくれた人いわくBF2042とRX6950XT&5700Gと比べるとドチャクソフレームレートが上がったと言ってたので多分確実に恩恵はあるはず(PCI-Eの帯域制限とキャッシュが半分の5700Gと比べたらそりゃ上がるのはあるけども)
ちなみにGrand Theft Auto VやForza Horizon 5などは中~高設定において5600Xよりも確実にフレームレートが上がったので恩恵は確実にありますが、ある程度CPUとGPUの理解力が必要になるCPUだと思いました。
フルHD&WQHDとかでリフレッシュレート144hz以上を狙ったりする環境には○、4K60FPSをベースに動かしたりする場合はGPUが優先されるので△(4Kでも低設定の高フレームを狙うならあり)
なおAMDが公表していた平均フレームレート15%増加はノーマルZen3+RDNA2での話であり、RTX4090のような性能が高すぎるGPUにおいてはノーマルZen3と比べ20%前後まで跳ね上がるようなので、GPUが強いほど有効なのかもしれない・・・
最近の海外レビューにおいてDDR5をオーバークロックしたZen4のが平均してどのゲームでも5800X3Dよりフレームが上がるという話もあるので、それを踏まえるとZen4 3Dキャッシュが欲しくなるときが来るかもしれないけど、今度はGPUがほしくなると思うのでとりあえずこれぐらいで妥協して使って行こうかなと思いました。
まぁ消費電力が低いのが正直魅力ですしね
では今回もこれぐらいで(:3丿[▓▓]
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