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    PC記事をメインに【基本不真面目たまには真面目】をモットーとして生きる男のブログです┗(^o^ )┓

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    Ryzen 7 5700G を遊び倒してみました!!

    ・2022/12/08更新
    ・消費電力周りの情報を追加しました。
    ・CPUの消費電力管理であるPPTの値に制限をかけた場合のデータを追加しました。
    ・細かいところを書き直しました

    ・2023/01/13更新
    ・GPUクロック定格動作及びメモリ3200Mhz CL22 V1.2動作の使用感を追加
    ・原神プレイにおいてのおすすめの設定を追加
    ・2023/02/13更新
    ・5700GE化のやり方とそのパフォーマンスの数値の画像を追加
    ・その状態によるCurve Optimizerチューニングのさらなる恩恵を追加
    (上記更新内容は記事の下のおまけコーナーに追加)

    ・2023/02/21更新
    ・更に記事の細かいところを追加しました

    どうも鹿の人です!

    はい、というわけで5600Gを買ってからたった10日で5700Gへ乗せ換えることになりました。
    購入した理由としましては5600Gの出来が良く、5700Gの内蔵GPUの性能を見てみたかったことフォロワーさんが5700Gを2万円で売ってくれるということだったのでつい買ってしまいました(´・ω・`)
    IMG_20221130_234111.jpg
    一応5600Gの記事の丸々続きとなります
    Ryzen 5 5600G を遊び倒してみました

    いつものようにクーラーを外して、ポンポンと載せ替えてみました
    IMG_20221130_234924.jpg
    グリスはセンター点塗りだったんですがキレイに広がった感じです

    5600G→5700Gへ換装完了
    IMG_20221130_235518.jpg

    無事に動きました
    WS003088.jpg

    ついでにチップセットドライバを最新版に当てておきます
    WS003083.jpg

    2200GEと5600Gとの比較のためにメモリ設定も前回と同じものに合わせました
    WS000006_20221117202328591.jpg
    メモリの設定はとりあえずDDR4-3200MhzのCL16で動かします

    PC構成はこんな感じです
    【CPU】Ryzen 7 5700G
    【M/B】TUF-B450M-PLUS-GAMING
    【RAM】OCMEMORY OCM2933CL16D-16GBNHB(8GBx2)
    【NVMe】Samsung SM951(128GB OS用)
    【SSD】Micron 1100(2TB)
    【HDD】東芝 MD05ACA80D(8TB)
    【HDD】東芝 MD06ACA10T(10TB)
    【電源】REX-850ASH STALLION (850W 80+Silver)
    今回もBIOSにてRAMの割当を512MBから2GBに変更しております

    最小構成ではないので実際の消費電力はやや高めの表記になりますが、家で稼働させる実際のパフォーマンスと実際の消費電力を前提にテストしていきたいところなので、HDD等はあえて抜かないでやっていきます。

    ちなみに5600G→5700Gの違いなのですが
    AMD「Ryzen 5 5600G」(6コア/12スレッド、3.9~4.4GHz)
    内蔵GPU Vega7(7CU SP448基) TDP65W PPT88W
    GPUクロック1900Mhz


    AMD「Ryzen 7 5700G」(8コア/16スレッド、3.8~4.6GHz)
    内蔵GPU Vega8(8CU SP512基) TDP65W PPT88W
    GPUクロック2000Mhz


    ざっとみて一回りぐらいの違いがある2つとなってます、ただ内蔵GPU性能にかんしては実は5600Gでも完成しており、GPUクロックを手動で上げれてしまうとほぼほぼ似たような実行数になるのはわかっていたので、恩恵はどちらかというと6コア→8コアになったことかもしれません。

    CPUベンチマーク
    とりあえずいつものようにCinebench R23をまわしてみました。
    2200GE
    WS003123.jpg

    5600G PPT88W
    WS003124.jpg
    熱は低めだったのですがパッケージで75W止まりとなりました
    ブースト時4.4Ghzでは要求が低めになるのかもしれません

    5700G PPT88W (デフォルト設定 )
    WS003086.jpg
    8コアになってブーストが高くなったおかげでそのままマルチとシングル性能が上がりました。
    発熱についてはおもったよりも低くて何故か5600Gよりも下がってしまってます。

    5700G PPT65W
    WS003125.jpg
    PPT88Wと比べるとマルチスコアが600点程下がったぐらいでした。Ryzenシリーズは電力電圧などの構造上、エコモードやPPT制限をかけてもシングルスレッド性能ベンチなどはPPT内に基本収まる範囲なのでスコアが下がることはありません。なお発熱に関しては上限が下がった分だけ落ちています。

    5700G PPT45W
    WS003122.jpg
    CPUが45Wしか使えない分、更にマルチスコアが1000点ほど下がってしまいました。しかしコア数が多い分5600Gよりもマルチ性能が高く、発熱もベンチマーク中で50℃にも下がっていることが確認できました。

    実はこのPPT45W設定はOEM版限定のTDP35Wの省電力モデルである5700GEと似た数値であり、あちらの仕様はPPT42W、TDC39A、EDC55Aらしいので、5700GEとにた動作になると思います、また本記事のおまけコーナーにも記載がありますBIOSでcTDPの項目を弄ればTDP35Wモードが起動できるため、5700Gと5600GでGEモデルを再現することも可能です
    WS003185.jpg
    こう見るとCPUとしては5600Gより一回り性能が高いというのがよくわかります


    実際の消費電力
    次にHWINNFOのセンサーとワットチェッカーによる実際の消費電力の傾向を調べてみました。
    センサー側ではCPUパッケージの値がCPUが使っている消費電力の値になるのでそれを参考にしてみました。なおワットチェッカーの消費電力はセンサーの関係でHDDが2基動いてる状態でのデータになります

    ・アイドル消費電力
    WS003113.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 5~7W
    ワットチェッカー 35W~40W

    動画再生を含むブラウジング時
    WS003114.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 8~20W
    (ワットチェッカー41W~61W)

    原神プレイ時(FHD低画質)
    WS003182.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 25~41W
    (ワットチェッカー65W~91W)

    R23 ベンチマーク時
    5700Gのデフォルト上限であるPPT88W設定
    WS003115.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 87~88W
    (ワットチェッカー135W~141W)

    PPTを65Wに制限した場合
    WS003126.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 64~65W
    (ワットチェッカー112W~113W)

    PPTを45Wに制限した場合
    WS003127.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 45W
    (ワットチェッカー88W~89W)

    5600Gと比べパッケージの消費こそは同じでしたがワットチェッカーで見たときはアイドル消費で5W程、高負荷時で10Wほど増えていました、2コア分増えてると考えれば妥当ですね。

    センサーによる数値はアイドル~通常負荷の消費電力は5600Gとほぼ一緒で、動画再生やブラウジングでは平均10~15W前後。動画が重たいほど消費はしますが一般的な720Pでは20W→11Wほどで動いてました。ワットチェッカーでも動きを一つ一つ見てましたがCPUを抜いたシステム消費が30W程度ほど消費している感じで、そこにCPUのセンサー通りの数値が乗ってる感じなのでCPU自体の消費電力に関してはかなり抑えられてる印象です。日常のYouTubeの動画再生や、ネット検索などでもとても8コアとは思えないぐらい低い消費電力と熱量だとわかりました。

    CPUを限界まで回せばそれなりに消費はしますが8コア16スレッドを最大まで回すことはほぼほぼ無いので、普段なら低めの消費電力や低い熱量に期待できるかと思います。ゲーム中でもCPUを食わないタイトルであれば25~40W付近で安定してます。

    PPTを制限した場合はCPUの最大消費電力をキッチリ抑えられることができるため、ワットチェッカーの読みでも実際の消費電力が下げた分だけ小さくなっていくのがよくわかります。電源が変換効率がいい80+認証PLATINUMだったり、HDDを抜いたり全体的に消費するところを抑えてあげれば更に消費電力は落とせるかと思います。多分DeskMini構成が一番エコかもしれませんね(・∀・)

    内蔵GPUテスト

    まずは5700GのiGPUのセンサーから
    WS003180.jpg
    アイドル時で200Mhz~400Mhz 負荷時に最大2000Mhz
    電圧は0.762V~1.055Vで動いていました。意外と低い電圧ですね

    FF14 暁月のフィナーレベンチマーク フルHD デスクトップ 標準品質
    2200GE iGPUクロック 1100Mhz
    WS000012_20221117203909b5d.jpg

    5600G iGPUクロック 1900Mhz
    WS000023_20221117204401081.jpg

    5700G iGPUクロック 2000Mhz
    3200mhz.jpg
    わかりきってたことですが1CUの恩恵は小さくクロックが100Mhz上がっただけではあまり大差はありませんでした、メモリクロックを上げることで差が開いていくとは思いますが、通常でポン付けして動かすことを前提とするなら5600Gの時点で内蔵GPUはほぼ完成している印象です。

    ベンチマーク中のGPUの状態は電圧が1.055V、CPU全体の消費電力は41W前後でした
    WS003181.jpg
    APUの場合GPUASICの値はCPU&GPUの共通した値なので基本的にこちらを確認すればCPUの消費電力がわかる内容になってます。なお実際のゲームプレイ中もCPU使用率が穏やかなタイトルの場合はだいたい40~50W付近で落ち着いてました


    内蔵GPUとメモリのオーバークロックテスト
    次に内蔵GPUとメモリのオーバークロックをテストしていきたいと思います。
    ここで5600Gのときに出した安定設定である。
    WS003105.jpg
    DDR4-4133MhzCL18で動作をさせてみました。
    iGPUのクロックは2000Mhz→2400Mhz、GFX電圧を1.35V。
    MCLK、FCLK、UCLKのクロックは同期済み IF1:1動作です。
    ※PCパーツのオーバークロックは自己責任です。

    この状態でのHDD非稼働時のアイドルの消費電力は34~35Wでした
    IMG_20221201_035157.jpg
    アイドルの消費電力に関しては定格設定時とほぼ同じ消費電力ですね

    iGPUをオーバークロックするとGPUクロックの表記がおかしくなり、0Mhzが頻繁にでてくるようになりますが他のツールで見てる限りではGPUクロックが2400Mhz固定になっていたため、おそらくクロックは固定になります
    WS003179.jpg
    GPUコア電圧も設定した値に確実に上がっているので、iGPU定格動作時よりも確実に電力を消費するかと思います、ただアイドル時でGPUが使われない状態など、GPU負荷がおとなしい場合は消費電力が減るのはOC時でも変わらないようです。最近のCPUとGPUは賢い

    とりあえずFF14ベンチを回し直しました
    WS003095.jpg
    1200点も上がりました、5600G&DDR4-4000Mhzで7200点でしたが無事に越えてます、クロックが上がってる恩恵もありますがオーバークロックが大きい分だけ1CUが地味に効きますね

    FF14ベンチマーク中の消費電力 96~116W
    IMG_20221201_040205.jpg
    5600G+DDR4-4000Mhzとくらべて10W~20W増えてます、内蔵GPUをオーバークロックしてるのが効いてる印象があります。ちなみにメモリ3200Mhz1.2V、内蔵GPUをデフォルトの2000Mhzにした場合は平均90~100W辺りに落ち着きますのであまりGPU性能を求めないのであれば定格動作がいいかもです

    3DMarkFireStrikeはこちら
    WS003106.jpg
    WS003107.jpg
    同じクロックとメモリ設定でも1CU分内蔵GPUのスコアが高いのがわかりました、なお電圧を更に上げれば安定性は怪しいところがありますがGPUクロックが2500Mhzにしても動いたのでスコアを測って置きました、きちんとスコアは出ましたが安定を取るなら2400Mhzまでにしたほうが良いのは変わらないかも・・・

    ちなみに参考までにFireStrikeのスコア表はこんな感じです、PC構成やGPUの製品次第でスコアが前後するので参考程度にしかなりませんがRX550とかGT1030 DDR5に勝てているのは間違いないです
    RX550→3700前後
    RX560→5700前後
    RX6400→11000前後
    GTX750Ti→4100前後
    GT1030 DDR5→3500前後
    GTX1050→ 6100前後
    GTX1050Ti→6600前後
    RTX3050→15000前後

    上記の設定でいつもの原神を動かしました

    相変わらずフルHD低設定時のレンダリング1.0ではギリギリ60FPS安定が狙えないのでもどかしいところがありますが、レンダリング0.8+FSR2で比較的に画質を大きく落とさず60FPSで安定に動作していました、5600Gの時と比べると1~2FPS下がるかなぁってところでも60FPSのままになってたので恩恵自体はあるようです

    APEXも動かしてみました、設定は動画を参照してください

    ハッキリ言って1920x1080や1600x900では60FPS安定が狙えませんでした。1280x720だったら最低限のAAはつけたりしつつ画質を落とせばそこそこフレームが出ているのでフィールドに出ても問題がすくないかなと思います。Radeonブーストも試してみましたがリアルタイムで処理が行われてるみたいで大変見づらかったので個人的にはおすすめできない感じです、RDNAのGPUになればRSRなどが使えるようになるので、もっと快適にできると思うんですがそれはZen4APUのお楽しみに


    OCでのゲーム中のシステムの消費電力はどれぐらいなの?って話が聞こえてきますので、現状だとこんな感じでした。画面と比較しながら調べたので少しはわかりやすいかな・・・?
    IMG_20221201_192501.jpg
    平均90~110W辺りを行ったりきたりする感じで

    GPU負荷が小さい場合だとこんな感じでした
    IMG_20221201_192443.jpg
    GPU使用率が低いところでは低く、GPU使用率が高いところではしっかり高くなったので一般的なGPUと全く同じ感じだと思ってもらえればOKです。HDDのシステム消費が30Wと考えれば表記通りの数値だと思います

    全体を通して見るとGPUOCをしないほうが消費電力が20W前後低くなる傾向にあったので、センサーの傾向と電圧を考えると基本的にはGPUクロックを定格動かす方向性にするのが無難かつ低消費に安定して使えるかと思います。というか自分も最終的にそれにしました。なんというか原神が60FPS付近で遊べればそれでよかったので・・・
    (´・ω・`)‹でもフレームがほしいのでメモリOCだけは続けておくことにしました

    最終的に
    デスク用Zen3APUでより完成度が高いのは確実に5700G

    デフォルト設定でCPU部で見た場合は2コア増えたのにも関わらず5600Gから比べてアイドル5W、最大高負荷時10W上がっただけで済んでいるという点。内蔵GPUの性能向上は僅かではありますが、BIOSでチューニングするにもしないにしても僅かにでも確かに性能向上がところがあり(1~2FPSの隙間を埋めてくれる程度)、それでいて発熱もほぼ据え置きに近いので、トータルかつ長い目で見たら5700Gの方をおすすめしたいと思います。1万円安い5600Gも内蔵GPUはほぼ完成しているでこのあたりは好みにもよりますが、Zen3APUは十分色々遊べるCPUだと思いました

    自分もまさか10日で5600Gを下ろすことになるとは思いませんでしたが、どちらも十分な性能はあり、取り回しがよかったので色々楽しめたと思います。

    とりあえず5600Gはサブのサブに回そうかな・・・

    とまぁZen4APUに期待しつつ、今日はここまで
    ではまた(*´ω`*)ノシ


    おまけ
    5600Gと5700Gで原神をやる場合の設定メモ(定格動作時)
    【フルHD60FPS動作前提、メモリ3200MhzCL22、内蔵GPU定格】
    WS003143.jpg
    ハッキリ言ってしまえば内蔵GPUの性能は高くないほうなのでPCでは動作軽いと言われている原神でもグラフィック設定は軽めにしないとフレームレートが安定しません。そこでフルHD動作前提で60FPSの安定動作を基準とした場合は以下の設定がおすすめです

    解像度 1920x1080
    画質プリセットを【低】に設定後
    フレームレートを30→60
    レンダリング精度を1.0→0.8
    シャドウ品質を低→最低
    Bloomのオン・オフは好みで

    レンダリング1.0では5600G、5700Gの内蔵GPUでは重すぎるのでレンダリングは0.8にするのは必須です。そこからアンチエイリアスのFSR2を入れたままにすることでレンダリング0.8でも映像品質と動作のバランスがよくなるのでFSR2はあったほうがいいと思います。

    シャドウ品質を【低】のままだと影の描写が多いところで負荷が大きくなり、場所によってはフレームが結構下がってしまいましたので安定をとって【最低】に下げてます。しかしシャドウは【低】設定のが影の描写しっかりしてるのでフレームレートよりも映像品質を多少でも上げたい場合はシャドウは【低】がおすすめです。性能の頭打ちが見えるラインになるので実際に試して見るのが一番いいかと思います。

    なお上記の設定でレンダリングを0.6にすればWQHD(2560x1440)でも行けるので環境によってはそれでもいいかも・・・ただしFSR2が強めになるのでフルHD0.8よりは重いけども
    WS003151.jpg

    おまけ2
    5700GをOEM版でお馴染みの5700GE(35W)にする方法(設定は自己責任です)
    やり方自体は簡単で、設定の仕方には3つのやり方があります、1つめはBIOSのPBO設定をPPT42W、TDC39A、EDCを55Aにする方法、2つめはRyzenMasterを使って先程の数字を入力する方法。3つめはBIOSで「UEFI」→「Advanced」→「AMD CBS」→「NBIO Common Options」→「System Configration」にて動作モードを35W動作にする方法
    IMG_20230216_191939.jpg
    System Configrationの名前はマザーによって変わりますのでそれらしいのを見つけて選択すれば動作できます。システムコンフィグによる動作なので確実に動作はします、45Wモードや65Wモードもこちらで選べるので手堅く設定できます

    しかしこの設定の欠点としてはEDCが55Aしか使えないという点があります、フォロワーさんからの情報も集めたところRyzenAPUシリーズはEDCの要求が高くなる理由としては【内蔵GPUへの電圧振り分け】があります。そのためAPU以外の他のCPUにはない現象としては負荷が掛かったときに連動してシングルスレッドでもEDCを多めの要求のために日常動作でもEDCのA数を100%で使い切ってしまってしまうので、RyzenMasterなどの数値を見ながらベンチマークをしてEDCが100%にならない程度に大体の数値を調整してあげると同じPPT42Wの中ではスコアが上がりやすくなるかと思います

    System Configrationで35Wにした場合の
    シネベンチR23のスコアは以下の通りです。
    WS003158.jpg
    マルチスコアはガッツリ下がってしまいますが、発熱を文字通りTDP35Wに落とすことが出来、消費電力も最大で42Wまでしか消費しないようになります、シングルスレッドだけの動作だとPPTの上限に当たらないのでスコアも下がることがありません、エコなCPUを使いたい場合にお使いください。

    おまけ3
    おまけ2の設定をしたうえでCurve Optimizerチューニングをした場合。
    IMG_20230213_195405.jpg
    完全に自分用の調整なんですが、CurveでALLコアを-20にしてCPUの電圧を落としCPUの熱量を落とすことでCPUの動作に余力を生み、性能を上げることが出来るという設定です。Curve Optimizerについてはグーグルで検索するとでるので気になる方は調べてみてください

    結果としてはおまけ2の画像と比較してもらうとわかりますが
    WS003160.jpg
    さらなる発熱低下に加えてマルチ、シングルスコア共に性能が上がりました。Curveの設定はマザーやCPUの個体差によって最適な設定値がありますが、Zen3の場合ならとりあえずオール-20程度を目安に上下させて上げるといい感じになると思います。オール-20でアプリが不安定になることやエラーやPCが落ちる場合がでたら-15、-10にしたりして様子をみてください。定格設定とかよりは確実に良い方向になると思います(本当ならよく動くコアを判断して調整するのではそれはまた後のお話で)

    上記の設定を踏まえてとりあえずの設定として
    iGPU 2000Mhz(定格) PPT42W、TDC39A、EDC110A、Co ALL-20にしました
    WS003165.jpg
    EDCを5700Gが要求していた値まで引き上げたらこうなりました、EDCリミットはCPUの立ち上がりに影響する点を考慮し、iGPUが多めにEDCを食うことを前提にリミットに当たらないようにしたことで、全体的に反応が良い35W(42W)の石になりました。ワットチェッカーで見てましたがほぼ消費電力は変わりませんでしたのでこれでも良いかと思います、GPUOCをするとゲーム中の消費電力が上がりやすくなるのであえての定格にしてます。

    結果としてはただ何もしてないPPT45Wに近いぐらいのマルチ性能に加えてシングルスレッドが1502まで上がったのがとても大きいポイントかなと思います。
    WS003189.jpg

    ちなみに本記事のようにGPUクロックを2400MhzなどにOCするとGFX電圧上昇分EDC要求が跳ね上がり、iGPU込のCPU単体の消費量が大きくなることで表記上のPPT上限を超えてしまうなどの問題もでてくるので、基本的にはTDP35WモードなどはiGPUが定格設定の範囲内での話となります(´・ω・`)
    WS003172.jpg

    上記の設定を続け二週間ほど立って、複数アプリを動かしたときにエラー落ちはないもののきもーち操作がワンテンポ遅れる気がすするので(気のせいかもしれないけど)RyzenMasterを使って手持ちの5700Gのメイン実行コア2つを探してCurveをCO -15に上げました
    WS003212.jpg
    5count上げは電圧的には15~25mVほど上げたぐらいですが良く動く2コアは基本的に多めに電圧を割り当てたほうが安定すると思いますのでこれになりました、☆がついてるほうが1stコアになるのでCO -10にしても良かったんですが○の2stコアもほぼ同じ動作ぐらいなのでとりあえずCO -15で様子見へ、体感で動作が良くなった気がします。でも確信もまたなんか出たら書きます

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