こちらがつい先日に聞いた話で、
電力管理とクロックの管理を行うGPUBoostの
POWERLimitの値をおもいっきり下げてしまっても、
本来一気に下がるはずのパフォーマンスが落ちず、
電力だけがガッツリ下がるという話を聞きまして、
最初は うっそwww って思っていながらも
いざ色々と調べてみると…
本当にパフォーマンスが大きく下がらなかったというええ、ホント事故のレベルです。もちろんスコア自体は下がりはしたんですが、
スコアの下がりより消費電力の下がりのほうが目立ってしまって混乱してました。
(以下計測したPCは以下のとおり)
【CPU】Intel Core i7 6700K(4Ghz) TBあり
【M/B】ASRock Extreme6
【RAM】G.Skill F4-3600C16D-16GTZ (DDR4-3600 8GB×2)
【M.2】PLEXTOR M6e PX-G128M6eA(128GB OS)
【M.2】Samsung SM951 (128GB ゲーム用)
【SSD】Kingston HyperX Savage(480GB ゲーム用)
【電源】Scythe ENERGIA-P-1000P(1000W 80+Platinum)
【モニタ】LG 31MU97-B (4096x2160、60hz)
【GPU】
MSI GTX1070 GAMING X 8G (ドライババージョン 368.81)GTX1070はMSIゲーミングXのゲーミングモードで計測
この構成にて
OCCTとGPU-Zを使ってログを見ながら電力とスコアを調査してましたところ
3DMarkのFire Strike Extremeでなんと
Power Limit 100%(OCCT 254~260W)T1(41.80 FPS) T2(30,78 FPS)
Power Limit 50%(OCCT 190~192W)T1(41.07 FPS) T2(30,25 FPS)
まさかの1FPS減で50W下がる事故どころが一種のグロです。
この現象は実ゲームでも効果があり、高負荷時で明らかに消費電力に差があり、
体感では全くと言っていいほど差がわからない程で扱えてしまうという
もうちょいスコアを細かくしたかったことがあったので
Extremeより動作が軽い、Fire Strike の方にて試してみましたら…
Power Limit 100% T1(87.61 FPS) T2(72,59 FPS)

Power Limit 70% T1(87.47 FPS) T2(72,58 FPS)

Power Limit 60% T1(84.37 FPS) T2(70,74 FPS)

Power Limit 50% T1(81.12 FPS) T2(68,91 FPS)

と順当にスコアが下がっていきましたが実際はフレーム数の変動は小さく
100% OCCT 254W~260W
70% OCCT 235W~240W ほぼ誤差無し
60% OCCT 215W~217W 平均3FPS減
50% OCCT 190W~191W 4~6FPS減
という状況になってしまっていました\(^o^)/
そのため、GTX1070ゲーミングXの私の個体の場合は、
ゲーミングモードの時点でもPOWERLimit70%を標準で使用したほうが効率がよく。
エコで利用すると考えた場合も、僅かな数フレームを捨てることで
40W~60Wは確実に消費電力を下げてしまうことが判明
(´・ω・`)なんじゃこりゃぁあああまぁ… オリジナルファンを制作していた各社メーカーも
NVIDIAのFounders Editionから手を加えづらいとは言ってましたが…
ここまで変わってくるともはや不思議さを感じてきます…
私の場合、まさに数フレームを捨てて50W減を取りたい派なので、
基本がPOWERLimit50%動作となりましたが、もうこれで良い気がします(

*私個人の感想です
しっかしなんか気が抜けてしまって
また別のGPU欲しくなっ… ううん
では今日はこの辺にて(´・ω・`)ノシ
参考になりましたページ様
西川善司の3DGE:「GeForce GTX 1080」とはどんなGPUか。そのアーキテクチャをひもとく…
http://www.4gamer.net/games/251/G025177/20160516073/ @4GamerNewsさんから
「GeForce GTX 680」レビュー(後編)。NVIDIA版Turbo Boostになる「GPU Boost」とは何か…
http://www.4gamer.net/games/120/G012093/20120322072/ @4GamerNewsさんから
GPUBoostって奥が深い・・
*追加テスト枠FF イシュガルドベンチ 3840x2160 最高設定
Power Limit 100% 平均260W 瞬間302W 最高クロック1885Mhz

最後のシーンで一瞬だけ280~300Wが見えました
Power Limit 50% 平均185W 瞬間185W 最高クロック1582Mhz

Power Limitの恩恵があるため瞬間的な負荷でも最大185Wという数値が…
パフォーマンスは大体1割落ちぐらいにとどまりました。すごい
16年12月20日追記記事と大きくグルっと一回転をする内容となるのですが、
現代のGPUでは処理が軽すぎるDX9において、
フレームレートの下がりにくさをクロックで補強している部分があり、
ゲームによってはPowerLimit100%に戻すのも大事に
(´・ω・`)まぁ当たり前のことなんですけどね…
ちなみにPascalGPU世代のお勧めといいますか、
目まぐるしく動くGPU Boost(可変クロック)の仕様上、
供給と熱量に余裕があるほどクロックを上げてくれるので、
標準状態から動作クロックを上げやすくするために
冷却能力が高いGPUクーラーを搭載した物がお勧めで、
場合よっては基盤より重要になるかと考えています。
そのためPascal世代のGPUを効率よく動かしたい!という方は
冷えそうなクーラーを搭載されている点にも注目すると良いでしょう
ここ数世代でNVIDIA GPUの動作は大きく変わりましたね(´・ω・`)
公式OCはもはや製品の動作補助に一環に… すごく複雑…