AMDは2012年には次世代CPUアーキテクチャ「Bulldozer(ブルドーザ)」が
メインストリームPCまで降りてくること発表。
K8以来続いてきた現在のCPUアーキテクチャを、
新しいBulldozerへと置き換える方針が明確になった。
これはK10と続いてきたAMDCPUの歴史を覆すもので、
BulldozerはAMDにとってCPUアーキテクチャの大きな転機とも言える。
既存アーキテクチャの改良を続ける慎重なIntelに対して、
AMDは BulldozerでCPUアーキテクチャを大転換する。
フロムスクラッチ(ゼロから)で開発されたBulldozerは、
従来の K8/K10(Hound)系CPUコアとは大きく異なる設計を取っている。
つまり、今まで組み上げて来たものを一度ゼロにすることにより
AMD新たなるCPUを戦略を展開することとなる。
Bulldozerという物は1個のCPUモジュールの中に、2つの整数コアがあり、
それぞれ独立したCPUコアとして働いて、2つのスレッドを並列に実行する。
マルチスレッドでのスループットに焦点を当てて最初から設計されている。
シングルコアでの性能を追求した、
CPUから出発した従来のCPUとは異なる発想で設計されたCPUアーキテクチャだ。

ここでモジュールの中の話になるのだが、Bulldozerは
2つのCPUコアが融合して一部のユニットをスレッド間で共有している。
性能への影響が大きい整数演算部を各スレッド専用のユニットとすることで、
スレッド性能が落ちないマルチスレッドを実現したという。
その一方で、
浮動小数点演算ユニットやフロントエンドの命令デコードパイプラインは共有しているため
Bulldozerでは1つのCPUに搭載できるCPUコア数が相対的に多くなるという。
つまり、どういうものかというと。
通常1コアには一つの演算システムしか入っていないのに対し
Bulldozerでは1コアに二つの演算システムを搭載できるようになり
たとえ4コア表記であったとしても
内部上で処理が可能な数は8スレッドとなる
これによってBulldozerというネームは今までのCPU構造概念を無くした物となったため
新たなる競争が始まるのではないかと考えられる。
ちなみに一部の人にはIntelのHyper-Threadingと
同じではないのかと言われているが
そうではない。
Hyper-Threadingは1つのコアで2つのコアに見せる〈仮想演算処理〉を行っているため
1つのコアで出来る最終的な演算処理はあくまでも〈1つである〉
ただインテルが守り続けるアーキテクチャは指令などの強化を行うことで、
演算に対する最適度をあげていくことを基準にしていることにより、
常に進化していることには変わらないだろう
そしてもう一つの新型CPU
Liano APU〈Liano〉
コレもAMDが新たに展開する規格の一つであるLiano APU
インテルが既に展開しているCPUダイの中にGPUとCPUを搭載するという、
いわばグラフィック統合CPUというべきものの登場ですね
こちらについても詳しく書こうと思いましたが
一緒に記事を書いてしまうと長くなってしまうので
今回は軽めに書かせていただきます
・2011年の登場ではメインストリーム向けとして32nm+GPUとの合わせ販売されていく
・マーケット展開の幅を広げ、ミニノート用としても構成も考えられるとのこと
・2012年にはノートPCにもBulldozerコアが入っていていく
とのこと。後は画像をクリックして確認をしていただけると分かると思います

よくよく見るとわかったことだが将来はサーバー用には10コア20演算構成もありうるという・・
ガクガク(((n;‘Д‘))ηナンダカコワイワァ
さて今回はこんなところでしょうか。
新たな企画が登場することに期待しながらも、
初期不良が出ないことをただ祈るしかありませんといった状況ですね
何せ0から組みなおしたぐらいですからねぇ・・・
今回もこんなところで、ではまた(`・ω・´)ノシ