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    Ryzen 5800X3Dを買いました!

    どうも、最近になって水が100箱届いてしまった鹿の人です・・・
    それは置いておきまして今回は以前から狙っていましたRyzen7000シリーズを諦め、フォロワーさんから5800X3Dを格安で提供していただきましたので、引き取って使ってみようと思った次第です
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    元々5800X3Dの情報は海外や日本の記事でかなり調べ尽くしているので大体の期待値はわかっており、フルHD解像度やWQHD解像度の144hz以上で5800Xとくらべて全体で15%前後のゲーム性能が手に入る程度なので、まぁ無理して買わなくてもいいかなって思ったんですが、せっかくですしね・・・

    そんなこんなで早速自分のメインPCのCPUを交換していきたいと思います
    IMG_20230209_025821.jpg
    特に目立つ部分がないうちのPCから

    CPUクーラーを外して
    IMG_20230209_030104.jpg
    なんだかんだ愛用してました5600Xを外し

    猫グリスことSMZ-01Rを使い
    IMG_20230209_031248.jpg

    CPUクーラーを取り付けた後にチップ配列的にヘラ塗りが良かったんじゃないかなと思いましたがいつものセンターお米方式でグリスをぬりました
    IMG_20230209_031401.jpg
    (ちょっと塗りすぎた気がしますがその分広がると思いましょう、多分あふれるけど)

    マザーボードのBIOSは最新版だったので特に問題なく起動しました
    WS004554.jpg

    早速簡単な検証をやっていきたいと思います。

    PCスペック
    AMD Ryzen 5 5600X(6C/12T)
    AMD Ryzen 7 5800X3D(8C/16T)
    【M/B】ASRock X570 Steele Legend
    【RAM】G.Skill Sniper X F4-3600C19D-32GSXWB(16GBx2)
    【GPU】Red Devil AMD Radeon RX 6900 XT 16GB
    【NVMe】WD_BLACK SN770 NVMe(1TB OS)

    PC設定
    ・CPU動作デフォルト設定
    ・メモリDDR4-3200MhzCL22-22-22(3200Mhz定格)
    ・RX6900XT(リファレンス動作)

    完全に一世代前のゲーミングPC構成ですが、個人的にはこれぐらいあればしばらく使いつぶせると思います。本当でしたらメモリのクロックを上げていきたいところもあるんですが、今からDDR4のハイクロックの1Rank32GBを揃えるのもなんかモヤモヤするのでここだけは妥協しています

    まずはCPUベンチでおなじみのCinebench R23から
    名称未設定
    5600Xと比べる最大時のクロックが低い分シングルスレッド性能が落ちましたが、2コアが増えた分マルチスコアは上がりました。このクロックが低めの設定に加えてOCが事実上出来ないCPUなので同じ8コアである5800Xより全体的にアプリケーション性能が低くなるのだけがゆいつの残念ポイントだったりします

    ベンチマーク中の消費電力と熱量はこんな感じでした。
    名称未設定
    元より電圧が高めかつPPTが142Wの設定をされているCPUなのでPPTが72Wである5600Xと比べると熱い印象です。ベンチマーク中に5800X3Dがブーストクロックを高めに維持できてないので、CPUの温度に余裕がないことによりブーストクロックを上げきれてないというところが懸念されます。なので忍者5クーラーが冷やしきれない可能性が高いです。
    しかしゲーム中ではCPUを最大まで使うということがほぼほぼ無いのでこの辺はあまり気にしなくてもいいかもしれません。


    暁月のフィナーレ ベンチマーク
    名称未設定3
    3Dキャッシュの一番影響力が多いフルHDの解像度ではこのような数値となりました、ベンチマーク中を見る限りでも最高フレームと最小フレーム数が増加しており、6900XTをより使いこなせるようにも感じました。

    ちなみにWQHD解像度では27796→32560までスコアを伸ばしておりスコアアップを体験しました。なお最大フレーム数を伸ばせないという意味で4K解像度はパスしてます

    3DMark FireStrike
    名称未設定4
    名称未設定6
    DX11ベンチマークの部分でテストしてみました。元よりGPUを回しきれるベンチマークなのでCPUを変えてもGPUのスコアは出しきれませんでしたが演算をCPUに肩代わりした場合に影響するphysicsスコアを大きく伸ばしており、CPUを使う場面が多いゲームタイトルなら確実にフレームレートが伸びるという結果となりました。

    3DMark Timespy
    名称未設定s
    名称未設定ss
    DX12世代となるTimespyでも同じような感じでした、CPUの数値だけ伸びたのでCPUに演算をさせる場面があれば有効に働くだろうと思うところもあります

    基本的に5800X3Dが効くのはCPUに左右されやすくなるフレームレートが120FPSを超える場合や、またDX9時代のグラフィックが今では軽すぎるタイトル、またはヴァロラントなどCPU演算が効くゲームが主で、3DキャッシュはMSFSなど一部効くごく僅かなタイトルといったところですが、基本はIPCが高いハイクロックのCPUと似た恩恵となり、GPUを最優勢となるゲームタイトルや4K60FPSなどではほぼ恩恵が無いとも言える部分もあるため、正直タイトルは選ぶところはあります。海外でのレビューで50品目のタイトルでの統計でもCPUが実際効いてるところが限られているのでCPU一つでフレームレートの上昇への過度の期待は出来ないといえるのは正直あります。

    もしかしたら今後のゲーム販売において3Dキャッシュを意識したタイトルが出たらもしかするともしかするかもしれませんが・・・

    そしてここからは5800X3Dでのチューニングを軽くやっていきたいと思います。
    まず5800X3DはBIOSなどでの電力調整がロックされており、基本的にはPPTやPBO2などをイジることが出来ないCPUとなっているのですが、海外のツールの一つに【PBO2 Tuner】というものを使うことによって色々と調整ができようになったりますので、軽く遊んでいきたいと思いました。ただしこのツールの使用は外部ツール利用での調整でありメーカーの保証外の行為なので自己責任で行うようになります、なおPBO2 Tunerの使い方とダウンロードツールは海外のフォーラムに上がってるので使ってみたいという方は各自調べてお使いくださいませ

    なおPBO2 TunerはOS上で動かすソフトウェアなので、リセットごとに設定が飛んでしまうのですがフォーラムに書いてあるとおりにタスクマネージャーを使ってOS起動時に設定した値を立ち上げるようにしております。

    まずはcurve optimizerの部分調整でほぼ安定して動かすことが出来ないであろうALL-30にして試してみました、1countは3~5mV前後の調整幅になるらしく、-30countsは-90~-150mV相当の電圧変更と同じ動作となるそうです、こうすることで電圧の要求とCPUの発熱を抑え動作の余力を生ませることでブーストも上がりやすくなりパフォーマンスを上げることが出来るようになります。

    curve optimizerについてはこちらの記事を参考にしてください
    ASCII x AMD様より「Precision Boost OverDrive 2」でのOC方法を解説!Ryzen 5 5600Xの性能を引き出す設定は? (1/4) https://ascii.jp/elem/000/004/046/4046744/

    WS004574.jpg
    WS004573.jpg
    結果はこの通り、CPUの消費電力が下がり(CPUパッケージの消費が125W→95W)これによって発熱が低下、そのためCPU動作に余力が生まれたのでパフォーマンスが大幅に増加しました。海外のフォーラムでもALL-30でも安定して動くみたいな話もありましたが、うちの個体ではALL-25、-30では原神が動かなかったり一部ソフトの安定化がとれなかったのでひとまず-20ほどにしたら安定したのでこの設定を様子見をかねて運用することにしました
    WS004564.jpg
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    Co -20は約-60~-100mVの調整幅になります、-30ほどではないにしてもcurveをイジらないときよりはマルチスコアが上がり、消費電力と熱量も下がりましたのでかなり美味しいポイントです。本当だったら動きの良いコアと悪いコアを選別して数値を前後させるほうがよりクロックを上げやすくパフォーマンスが良くなるんですが沼の入り口となりますし、クロック上限がされている5800X3Dではこれぐらい雑でもいいかもしれません。

    ちなみにRyzenMasterを使うと一般的には優秀なコアとされていて、CPU動作のおいてメインアクティブにされる1コアと2コアが分かるんですが☆がプライマリー、○がセカンダリーとなる部分を-15、-20としたら原神のプレイなどはできるようなりましたので、エラーテストなどで何回と行いつつエラーの見極めつつイジるのが正しい設定になるかと思います
    FpG132PaUAAAino_202302170351405cd.jpg
    実はこの設定、CoreCyclerっていう1コア1コアに負荷をかけてErrorを調べるツールがあるんですが、それのテストで4週ほどパスをしてしまい、海外フォーラムの人たちが-30にしても問題ないよ!っていうのはあらがちまちがないのかもしれません、ただ本日記事ではALL Co -20で続けていきます
    次にcurve optimizerで余力を作ることでPPT制限をかけてもスコアが下がりにくい状態を作りつつ5800X3Dの最大値まで性能がいらない自分がいたので、5700Xまたは5600Xと同じTDP65W相当にして存在しない架空の5700X3Dというのを作ってみたかったので作ってみました
    WS004563.jpg
    5700Xの定格と同じPPT76W、TDC60A、EDC90Aというかなり控えめな設定です、これによってCPUは最大76Wしか使うことが出来ないのでそこそこEcoになり、発熱も抑えられて使いやすいCPUになるかと思います。

    その結果がこちらです
    WS004545.jpg
    CPUベンチマークを回しても60℃を切る素晴らしい数値に落ち着きました、マルチの最大スコアが下がってしまうのは仕様上仕方がないんですがPPTを72Wに落としてもここまでスコアを維持できているので、curveの設定がかなり効いてるのだと思います。そしてPPT制限をいれた時点でゲーム関係のベンチマークのスコアは下ってしまうんですが、一部を除きCPUをフルで使うことがない実際のゲームプレイではPPT制限がない状態と同じ動作でゲームを動かすことが出来るので、大体のゲームではこれで問題なく性能を出せると思います。240とか360FPSとかを狙ってる場合はPPT制限は無しにしてcurveだけイジる方がいいかもしれませんが

    色々いじった結果、数値が分かりづらくなったので軽くまとめるとこんな感じです。
    WS003191.jpg
    curveのおかげで標準状態と同じ性能を維持しながら温度が低いところと消費電力が低くなったところがポイントですね



    ゲームの実プレイにおいての消費電力

    【原神・フルHD・最高設定・60FPS】
    WS004548.jpg
    curve optimizerの恩恵があるためか6コアの5600Xよりも10Wも低い消費電力で遊べるようになりました。公式で60FPSまでの原神ではCPUをほぼ使うことがないため非常に快適です。

    【APEX・WQHD・低設定・165FPS】
    名称未設s定x
    APEXはGPU優先のゲームのためCPUがほぼ使われないので原神と似たような数値になりました。不思議なことが一つあって同じGPUと同じ設定のはずなのに5600Xの頃よりもGPUの消費電力が僅かに下がる傾向があり、SAMが効いてて効率が上がったのかなぁと思うところがあったりなかったりしますが、正直謎です

    【PAYDAY2・フルHD・フレームリミットなし】
    WS004567.jpg
    ロビー300FPS、平均200~270FPS
    古いゲームかつ意図的にフレームを稼ぐようにした場合はこのような感じでした。PAYDAY2では4スレッド+α程度しかCPUが使えないのでこれもPPT内に収まってます、5600Xとの比較画像がありませんが50FPSほどは最小フレームが稼げてる感じですのでこの辺りは3Dキャッシュが効いてる気がします。やはり高フレーム狙いに使えます

    という感じで完全にゲームにもよるんですが自分が今やってるゲームとモニタの解像度とリフレッシュレートではCPUを変える恩恵が少ないのが正直なところで、本来だとフレームが多すぎるヴァロラントとか、全体的にCPUを食らうBF2042辺りを試してみるのが良いのだとおもったのですがそちらだと今度はPPT76W制限に確実当たるはずなので、省いてます。ちなみに5800X3Dを譲ってくれた人いわくBF2042とRX6950XT&5700Gと比べるとドチャクソフレームレートが上がったと言ってたので多分確実に恩恵はあるはず(PCI-Eの帯域制限とキャッシュが半分の5700Gと比べたらそりゃ上がるのはあるけども)

    ちなみにGrand Theft Auto VやForza Horizon 5などは中~高設定において5600Xよりも確実にフレームレートが上がったので恩恵は確実にありますが、ある程度CPUとGPUの理解力が必要になるCPUだと思いました。

    フルHD&WQHDとかでリフレッシュレート144hz以上を狙ったりする環境には○、4K60FPSをベースに動かしたりする場合はGPUが優先されるので△(4Kでも低設定の高フレームを狙うならあり)

    なおAMDが公表していた平均フレームレート15%増加はノーマルZen3+RDNA2での話であり、RTX4090のような性能が高すぎるGPUにおいてはノーマルZen3と比べ20%前後まで跳ね上がるようなので、GPUが強いほど有効なのかもしれない・・・

    最近の海外レビューにおいてDDR5をオーバークロックしたZen4のが平均してどのゲームでも5800X3Dよりフレームが上がるという話もあるので、それを踏まえるとZen4 3Dキャッシュが欲しくなるときが来るかもしれないけど、今度はGPUがほしくなると思うのでとりあえずこれぐらいで妥協して使って行こうかなと思いました。

    まぁ消費電力が低いのが正直魅力ですしね

    では今回もこれぐらいで(:3丿[▓▓]

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    来客用PCの中身入れ替え&2600K最後の戦い

    どうも鹿の人です。
    最近メインPCにGPUやSSD入れ替えてたりサブPCのグレードアップをしていたりいろいろなことをしてましたが、こんなことを続けるとやっぱ出るんですよね、パーツの余りというものが・・・

    最近の記事で使っていた5600GとDDR4 16GBとそしてSSDの余り…
    IMG_20221211_080229.jpg
    後はマザーが1枚あれば組めちゃう…

    つまりマザーを買うしかないね!!

    と、いうことで適当に買ってきましたASRock A520M-HDV
    IMG_20221210_214603.jpg
    中古市場でAM4のマザーボードが買われまくるなか、自分も中古ですがA520M-HDVが7000円で売ってたのを発見してしまったので、拡張性いらないし動けばいいやと思って雑に買ってしまいました。ただこれを買った後にB550マザーを新品価格をみたらASRockのB550MHが11500円で買えたみたいでちょっと失敗してしまった感じがあります。そのかわりA520マザーはボード実装されてる物が少ないためゆるく使えば消費電力は少なくてもすみそうですね。

    A520はAM4マザーボードの中で最下位グレードの製品となるため、実装されている内容は必要最低限となっております。
    IMG_20221211_080111.jpg

    I/O回りも必要最低限となってます
    IMG_20221212_032604.jpg

    で、本来A520はBIOSアップデートを行わないとZen3CPUが使えないんですが、購入した時点でBIOSバージョンが2.10まで上がっているのが分かるシールがあったので安心して導入が出来ました
    IMG_20221212_032509.jpg

    以下商品ページ
    ASRock A520M-HDV
    https://www.asrock.com/mb/AMD/A520M-HDV/index.jp.asp

    で、今回は自分の家で来客者が来たときに使ってもらうためのネットカフェ的存在のPCがあるんですが、その中身がSandy時代の2600K+RAM8GB+SATA128GBSSDで放置していたものなので
    IMG_20221214_002048.jpg
    年式的にも色々気になるところがあるので今回変えてしまおうとなったわけですね。

    ちなみに最後の最後にベンチマークをしようとしてたんですが、ケースを開けたらCPUファンが止まったままになってました。来客用PCは基本動画を見ることとブラウジングをするだけにしか使われなかったPCなので、そんなに負荷が大きくなかったのかサーマルスロットリングにならずに動いちゃってたんですね
    IMG_20221213_183735.jpg
    このままではTB動作で99℃に到達してしまったためベンチ結果が出せずにいたので、最後の最後にTB動作が出来るようにとグリスの塗替えを行いつつファンを交換しました
    IMG_20221213_205212.jpg
    ベンチマークの結果は後ほど見せるとして

    先にA520+5600GとSSDとメモリを付けて組み上げ
    IMG_20221214_004844.jpg
    このケースもうちで使い古されたフルタワーケースなので、マザーの大きさを踏まえてももっと小さいケースにしたいなって思うところは正直あります・・・余裕が出来たらなんかのMicroATXケースに交換しよう(;´Д`)

    とりあえず無事に動作しました
    IMG_20221214_005654.jpg

    いつもどおりOSを再インストールを行い無事に来客者用PCの完成です。

    ベンチマークをする前のスペックはこんな感じです
    換装前
    ・intel i7 2600K
    ・DDR3-1600Mhz 8GB
    ・Z77 Extreme6
    ・SATASSD 128GB
    ・HDD 3TB
    ・フルHD 23インチ 60hz IPS

    換装後
    ・Ryzen 5600G
    ・DDR4-2933Mhz 16GB
    ・A520M-HDV
    ・NVMeSSD 256GB(OS)
    ・SATASSD 512GB(データ)
    ・HDD 3TB
    ・WQHD 27インチ 60hz IPS

    SSDも余り物ですがOSを入れるSSDはせっかくなのでNVMeSSDにしました。ついでにデータ入れとして部屋に転がっていたSATASSD 512GBをデータ用として装着し、同じく部屋に余ってたWQHDの27インチに変更してマルチメディア性能を上げました。

    総合テスト CrystalMark 2004R7
    名称未設定2
    電源以外のパーツが変わっていることと、内蔵GPUを使う場合はこれがなんだかんだ手っ取り早いので久々にやってみましたが総合スコアはなんと三倍にもなりました、当たり前といえば当たり前なんですがすごい差です

    CPUテスト Cinebench R23
    名称未設定
    流石に10年前のCPUと比べるとシングルスレッドは2倍の性能差。
    コア数が増えた分マルチスレッド性能は大きく離れました。

    ストレージベンチ CrystalDiskMark 8.0.4c
    3.jpg
    今となっては遅いM8PeですがSATAⅢSSDよりは速いということで使い潰しのために流用しました。本当は512GBぐらいのストレージを積みたかったんですが、ちょうどいいのが家に無かったので妥協してます

    で、消費電力を計測し忘れていますが、2600Kをベンチマーク中はCPUパッケージの表示が99Wまで上昇していたことに加え、5600Gは元々PPTが88WまでのCPUため、最大時では約11Wはエコになってます。というよりここまで大きく離れた世代が離れてしまうとアイドル消費、中間負荷、性能あたりの電力効率を考えれば確実に新しいPCのが消費電力は低いと思います。

    処理するスピードが速いければ速いほどCPU負荷も小さくなりますしね(´・ω・`)

    と、いう感じでした。
    なんだかんだ我が家で10年選手となった2600K、自分にとってはかなりいろいろなところで助けられ、長い間お世話になったCPUでしたが流石に年代物になってきていい加減交換したいなぁとおもってたところもあった中で、今回色々な理由でパーツが余ったので思い切って組みなおしてみましたが結果として大正解だと思います。パーツこそはほぼ余り物を流用してますがこれなら心置きなくWin11にアップデート出来ますし、電力回りの性能に加えて、トータルの快適性、目に見えてわかるブラウジングのサクサク感、リテールクーラーも思いの外静かで熱量も収まってるのを考えても、たとえ友達が使うPCにしてもまた違った一面が見えるんじゃないかなと思います。最悪自分の緊急用PCとしても使えますしね(;´Д`)

    ただこれによって長らくintelCPUで組んできた我が家からなんとintelCPUが消えて、ノートPC含めてオールAMD製品になったのでなんといいます、自分のPC構築でこういう時代が来るんだなぁって思って自分自身ビックリしてます。次メインPCで購入をするCPUとしてはZen4のX3Dを狙っているため、今後もAMDPCと付き合って行きそうです・・・まぁ機会があればintelのEコア多めの製品も使ってみたいところもありますけどね(*´ω`*)

    しかしAM4の再利用のしやすさに加えてZen3の価格改定は自分にとってとても大きいものとなった一年になったかと思いましたね・・・ ではまた!!

    | PC関係 | 08:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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    Ryzen 7 5700G を遊び倒してみました!!

    ・2022/12/08更新
    ・消費電力周りの情報を追加しました。
    ・CPUの消費電力管理であるPPTの値に制限をかけた場合のデータを追加しました。
    ・細かいところを書き直しました

    ・2023/01/13更新
    ・GPUクロック定格動作及びメモリ3200Mhz CL22 V1.2動作の使用感を追加
    ・原神プレイにおいてのおすすめの設定を追加
    ・2023/02/13更新
    ・5700GE化のやり方とそのパフォーマンスの数値の画像を追加
    ・その状態によるCurve Optimizerチューニングのさらなる恩恵を追加
    (上記更新内容は記事の下のおまけコーナーに追加)

    ・2023/02/21更新
    ・更に記事の細かいところを追加しました

    どうも鹿の人です!

    はい、というわけで5600Gを買ってからたった10日で5700Gへ乗せ換えることになりました。
    購入した理由としましては5600Gの出来が良く、5700Gの内蔵GPUの性能を見てみたかったことフォロワーさんが5700Gを2万円で売ってくれるということだったのでつい買ってしまいました(´・ω・`)
    IMG_20221130_234111.jpg
    一応5600Gの記事の丸々続きとなります
    Ryzen 5 5600G を遊び倒してみました

    いつものようにクーラーを外して、ポンポンと載せ替えてみました
    IMG_20221130_234924.jpg
    グリスはセンター点塗りだったんですがキレイに広がった感じです

    5600G→5700Gへ換装完了
    IMG_20221130_235518.jpg

    無事に動きました
    WS003088.jpg

    ついでにチップセットドライバを最新版に当てておきます
    WS003083.jpg

    2200GEと5600Gとの比較のためにメモリ設定も前回と同じものに合わせました
    WS000006_20221117202328591.jpg
    メモリの設定はとりあえずDDR4-3200MhzのCL16で動かします

    PC構成はこんな感じです
    【CPU】Ryzen 7 5700G
    【M/B】TUF-B450M-PLUS-GAMING
    【RAM】OCMEMORY OCM2933CL16D-16GBNHB(8GBx2)
    【NVMe】Samsung SM951(128GB OS用)
    【SSD】Micron 1100(2TB)
    【HDD】東芝 MD05ACA80D(8TB)
    【HDD】東芝 MD06ACA10T(10TB)
    【電源】REX-850ASH STALLION (850W 80+Silver)
    今回もBIOSにてRAMの割当を512MBから2GBに変更しております

    最小構成ではないので実際の消費電力はやや高めの表記になりますが、家で稼働させる実際のパフォーマンスと実際の消費電力を前提にテストしていきたいところなので、HDD等はあえて抜かないでやっていきます。

    ちなみに5600G→5700Gの違いなのですが
    AMD「Ryzen 5 5600G」(6コア/12スレッド、3.9~4.4GHz)
    内蔵GPU Vega7(7CU SP448基) TDP65W PPT88W
    GPUクロック1900Mhz


    AMD「Ryzen 7 5700G」(8コア/16スレッド、3.8~4.6GHz)
    内蔵GPU Vega8(8CU SP512基) TDP65W PPT88W
    GPUクロック2000Mhz


    ざっとみて一回りぐらいの違いがある2つとなってます、ただ内蔵GPU性能にかんしては実は5600Gでも完成しており、GPUクロックを手動で上げれてしまうとほぼほぼ似たような実行数になるのはわかっていたので、恩恵はどちらかというと6コア→8コアになったことかもしれません。

    CPUベンチマーク
    とりあえずいつものようにCinebench R23をまわしてみました。
    2200GE
    WS003123.jpg

    5600G PPT88W
    WS003124.jpg
    熱は低めだったのですがパッケージで75W止まりとなりました
    ブースト時4.4Ghzでは要求が低めになるのかもしれません

    5700G PPT88W (デフォルト設定 )
    WS003086.jpg
    8コアになってブーストが高くなったおかげでそのままマルチとシングル性能が上がりました。
    発熱についてはおもったよりも低くて何故か5600Gよりも下がってしまってます。

    5700G PPT65W
    WS003125.jpg
    PPT88Wと比べるとマルチスコアが600点程下がったぐらいでした。Ryzenシリーズは電力電圧などの構造上、エコモードやPPT制限をかけてもシングルスレッド性能ベンチなどはPPT内に基本収まる範囲なのでスコアが下がることはありません。なお発熱に関しては上限が下がった分だけ落ちています。

    5700G PPT45W
    WS003122.jpg
    CPUが45Wしか使えない分、更にマルチスコアが1000点ほど下がってしまいました。しかしコア数が多い分5600Gよりもマルチ性能が高く、発熱もベンチマーク中で50℃にも下がっていることが確認できました。

    実はこのPPT45W設定はOEM版限定のTDP35Wの省電力モデルである5700GEと似た数値であり、あちらの仕様はPPT42W、TDC39A、EDC55Aらしいので、5700GEとにた動作になると思います、また本記事のおまけコーナーにも記載がありますBIOSでcTDPの項目を弄ればTDP35Wモードが起動できるため、5700Gと5600GでGEモデルを再現することも可能です
    WS003185.jpg
    こう見るとCPUとしては5600Gより一回り性能が高いというのがよくわかります


    実際の消費電力
    次にHWINNFOのセンサーとワットチェッカーによる実際の消費電力の傾向を調べてみました。
    センサー側ではCPUパッケージの値がCPUが使っている消費電力の値になるのでそれを参考にしてみました。なおワットチェッカーの消費電力はセンサーの関係でHDDが2基動いてる状態でのデータになります

    ・アイドル消費電力
    WS003113.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 5~7W
    ワットチェッカー 35W~40W

    動画再生を含むブラウジング時
    WS003114.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 8~20W
    (ワットチェッカー41W~61W)

    原神プレイ時(FHD低画質)
    WS003182.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 25~41W
    (ワットチェッカー65W~91W)

    R23 ベンチマーク時
    5700Gのデフォルト上限であるPPT88W設定
    WS003115.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 87~88W
    (ワットチェッカー135W~141W)

    PPTを65Wに制限した場合
    WS003126.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 64~65W
    (ワットチェッカー112W~113W)

    PPTを45Wに制限した場合
    WS003127.jpg
    HWiNFO CPUパッケージ 45W
    (ワットチェッカー88W~89W)

    5600Gと比べパッケージの消費こそは同じでしたがワットチェッカーで見たときはアイドル消費で5W程、高負荷時で10Wほど増えていました、2コア分増えてると考えれば妥当ですね。

    センサーによる数値はアイドル~通常負荷の消費電力は5600Gとほぼ一緒で、動画再生やブラウジングでは平均10~15W前後。動画が重たいほど消費はしますが一般的な720Pでは20W→11Wほどで動いてました。ワットチェッカーでも動きを一つ一つ見てましたがCPUを抜いたシステム消費が30W程度ほど消費している感じで、そこにCPUのセンサー通りの数値が乗ってる感じなのでCPU自体の消費電力に関してはかなり抑えられてる印象です。日常のYouTubeの動画再生や、ネット検索などでもとても8コアとは思えないぐらい低い消費電力と熱量だとわかりました。

    CPUを限界まで回せばそれなりに消費はしますが8コア16スレッドを最大まで回すことはほぼほぼ無いので、普段なら低めの消費電力や低い熱量に期待できるかと思います。ゲーム中でもCPUを食わないタイトルであれば25~40W付近で安定してます。

    PPTを制限した場合はCPUの最大消費電力をキッチリ抑えられることができるため、ワットチェッカーの読みでも実際の消費電力が下げた分だけ小さくなっていくのがよくわかります。電源が変換効率がいい80+認証PLATINUMだったり、HDDを抜いたり全体的に消費するところを抑えてあげれば更に消費電力は落とせるかと思います。多分DeskMini構成が一番エコかもしれませんね(・∀・)

    内蔵GPUテスト

    まずは5700GのiGPUのセンサーから
    WS003180.jpg
    アイドル時で200Mhz~400Mhz 負荷時に最大2000Mhz
    電圧は0.762V~1.055Vで動いていました。意外と低い電圧ですね

    FF14 暁月のフィナーレベンチマーク フルHD デスクトップ 標準品質
    2200GE iGPUクロック 1100Mhz
    WS000012_20221117203909b5d.jpg

    5600G iGPUクロック 1900Mhz
    WS000023_20221117204401081.jpg

    5700G iGPUクロック 2000Mhz
    3200mhz.jpg
    わかりきってたことですが1CUの恩恵は小さくクロックが100Mhz上がっただけではあまり大差はありませんでした、メモリクロックを上げることで差が開いていくとは思いますが、通常でポン付けして動かすことを前提とするなら5600Gの時点で内蔵GPUはほぼ完成している印象です。

    ベンチマーク中のGPUの状態は電圧が1.055V、CPU全体の消費電力は41W前後でした
    WS003181.jpg
    APUの場合GPUASICの値はCPU&GPUの共通した値なので基本的にこちらを確認すればCPUの消費電力がわかる内容になってます。なお実際のゲームプレイ中もCPU使用率が穏やかなタイトルの場合はだいたい40~50W付近で落ち着いてました


    内蔵GPUとメモリのオーバークロックテスト
    次に内蔵GPUとメモリのオーバークロックをテストしていきたいと思います。
    ここで5600Gのときに出した安定設定である。
    WS003105.jpg
    DDR4-4133MhzCL18で動作をさせてみました。
    iGPUのクロックは2000Mhz→2400Mhz、GFX電圧を1.35V。
    MCLK、FCLK、UCLKのクロックは同期済み IF1:1動作です。
    ※PCパーツのオーバークロックは自己責任です。

    この状態でのHDD非稼働時のアイドルの消費電力は34~35Wでした
    IMG_20221201_035157.jpg
    アイドルの消費電力に関しては定格設定時とほぼ同じ消費電力ですね

    iGPUをオーバークロックするとGPUクロックの表記がおかしくなり、0Mhzが頻繁にでてくるようになりますが他のツールで見てる限りではGPUクロックが2400Mhz固定になっていたため、おそらくクロックは固定になります
    WS003179.jpg
    GPUコア電圧も設定した値に確実に上がっているので、iGPU定格動作時よりも確実に電力を消費するかと思います、ただアイドル時でGPUが使われない状態など、GPU負荷がおとなしい場合は消費電力が減るのはOC時でも変わらないようです。最近のCPUとGPUは賢い

    とりあえずFF14ベンチを回し直しました
    WS003095.jpg
    1200点も上がりました、5600G&DDR4-4000Mhzで7200点でしたが無事に越えてます、クロックが上がってる恩恵もありますがオーバークロックが大きい分だけ1CUが地味に効きますね

    FF14ベンチマーク中の消費電力 96~116W
    IMG_20221201_040205.jpg
    5600G+DDR4-4000Mhzとくらべて10W~20W増えてます、内蔵GPUをオーバークロックしてるのが効いてる印象があります。ちなみにメモリ3200Mhz1.2V、内蔵GPUをデフォルトの2000Mhzにした場合は平均90~100W辺りに落ち着きますのであまりGPU性能を求めないのであれば定格動作がいいかもです

    3DMarkFireStrikeはこちら
    WS003106.jpg
    WS003107.jpg
    同じクロックとメモリ設定でも1CU分内蔵GPUのスコアが高いのがわかりました、なお電圧を更に上げれば安定性は怪しいところがありますがGPUクロックが2500Mhzにしても動いたのでスコアを測って置きました、きちんとスコアは出ましたが安定を取るなら2400Mhzまでにしたほうが良いのは変わらないかも・・・

    ちなみに参考までにFireStrikeのスコア表はこんな感じです、PC構成やGPUの製品次第でスコアが前後するので参考程度にしかなりませんがRX550とかGT1030 DDR5に勝てているのは間違いないです
    RX550→3700前後
    RX560→5700前後
    RX6400→11000前後
    GTX750Ti→4100前後
    GT1030 DDR5→3500前後
    GTX1050→ 6100前後
    GTX1050Ti→6600前後
    RTX3050→15000前後

    上記の設定でいつもの原神を動かしました

    相変わらずフルHD低設定時のレンダリング1.0ではギリギリ60FPS安定が狙えないのでもどかしいところがありますが、レンダリング0.8+FSR2で比較的に画質を大きく落とさず60FPSで安定に動作していました、5600Gの時と比べると1~2FPS下がるかなぁってところでも60FPSのままになってたので恩恵自体はあるようです

    APEXも動かしてみました、設定は動画を参照してください

    ハッキリ言って1920x1080や1600x900では60FPS安定が狙えませんでした。1280x720だったら最低限のAAはつけたりしつつ画質を落とせばそこそこフレームが出ているのでフィールドに出ても問題がすくないかなと思います。Radeonブーストも試してみましたがリアルタイムで処理が行われてるみたいで大変見づらかったので個人的にはおすすめできない感じです、RDNAのGPUになればRSRなどが使えるようになるので、もっと快適にできると思うんですがそれはZen4APUのお楽しみに


    OCでのゲーム中のシステムの消費電力はどれぐらいなの?って話が聞こえてきますので、現状だとこんな感じでした。画面と比較しながら調べたので少しはわかりやすいかな・・・?
    IMG_20221201_192501.jpg
    平均90~110W辺りを行ったりきたりする感じで

    GPU負荷が小さい場合だとこんな感じでした
    IMG_20221201_192443.jpg
    GPU使用率が低いところでは低く、GPU使用率が高いところではしっかり高くなったので一般的なGPUと全く同じ感じだと思ってもらえればOKです。HDDのシステム消費が30Wと考えれば表記通りの数値だと思います

    全体を通して見るとGPUOCをしないほうが消費電力が20W前後低くなる傾向にあったので、センサーの傾向と電圧を考えると基本的にはGPUクロックを定格動かす方向性にするのが無難かつ低消費に安定して使えるかと思います。というか自分も最終的にそれにしました。なんというか原神が60FPS付近で遊べればそれでよかったので・・・
    (´・ω・`)‹でもフレームがほしいのでメモリOCだけは続けておくことにしました

    最終的に
    デスク用Zen3APUでより完成度が高いのは確実に5700G

    デフォルト設定でCPU部で見た場合は2コア増えたのにも関わらず5600Gから比べてアイドル5W、最大高負荷時10W上がっただけで済んでいるという点。内蔵GPUの性能向上は僅かではありますが、BIOSでチューニングするにもしないにしても僅かにでも確かに性能向上がところがあり(1~2FPSの隙間を埋めてくれる程度)、それでいて発熱もほぼ据え置きに近いので、トータルかつ長い目で見たら5700Gの方をおすすめしたいと思います。1万円安い5600Gも内蔵GPUはほぼ完成しているでこのあたりは好みにもよりますが、Zen3APUは十分色々遊べるCPUだと思いました

    自分もまさか10日で5600Gを下ろすことになるとは思いませんでしたが、どちらも十分な性能はあり、取り回しがよかったので色々楽しめたと思います。

    とりあえず5600Gはサブのサブに回そうかな・・・

    とまぁZen4APUに期待しつつ、今日はここまで
    ではまた(*´ω`*)ノシ


    おまけ
    5600Gと5700Gで原神をやる場合の設定メモ(定格動作時)
    【フルHD60FPS動作前提、メモリ3200MhzCL22、内蔵GPU定格】
    WS003143.jpg
    ハッキリ言ってしまえば内蔵GPUの性能は高くないほうなのでPCでは動作軽いと言われている原神でもグラフィック設定は軽めにしないとフレームレートが安定しません。そこでフルHD動作前提で60FPSの安定動作を基準とした場合は以下の設定がおすすめです

    解像度 1920x1080
    画質プリセットを【低】に設定後
    フレームレートを30→60
    レンダリング精度を1.0→0.8
    シャドウ品質を低→最低
    Bloomのオン・オフは好みで

    レンダリング1.0では5600G、5700Gの内蔵GPUでは重すぎるのでレンダリングは0.8にするのは必須です。そこからアンチエイリアスのFSR2を入れたままにすることでレンダリング0.8でも映像品質と動作のバランスがよくなるのでFSR2はあったほうがいいと思います。

    シャドウ品質を【低】のままだと影の描写が多いところで負荷が大きくなり、場所によってはフレームが結構下がってしまいましたので安定をとって【最低】に下げてます。しかしシャドウは【低】設定のが影の描写しっかりしてるのでフレームレートよりも映像品質を多少でも上げたい場合はシャドウは【低】がおすすめです。性能の頭打ちが見えるラインになるので実際に試して見るのが一番いいかと思います。

    なお上記の設定でレンダリングを0.6にすればWQHD(2560x1440)でも行けるので環境によってはそれでもいいかも・・・ただしFSR2が強めになるのでフルHD0.8よりは重いけども
    WS003151.jpg

    おまけ2
    5700GをOEM版でお馴染みの5700GE(35W)にする方法(設定は自己責任です)
    やり方自体は簡単で、設定の仕方には3つのやり方があります、1つめはBIOSのPBO設定をPPT42W、TDC39A、EDCを55Aにする方法、2つめはRyzenMasterを使って先程の数字を入力する方法。3つめはBIOSで「UEFI」→「Advanced」→「AMD CBS」→「NBIO Common Options」→「System Configration」にて動作モードを35W動作にする方法
    IMG_20230216_191939.jpg
    System Configrationの名前はマザーによって変わりますのでそれらしいのを見つけて選択すれば動作できます。システムコンフィグによる動作なので確実に動作はします、45Wモードや65Wモードもこちらで選べるので手堅く設定できます

    しかしこの設定の欠点としてはEDCが55Aしか使えないという点があります、フォロワーさんからの情報も集めたところRyzenAPUシリーズはEDCの要求が高くなる理由としては【内蔵GPUへの電圧振り分け】があります。そのためAPU以外の他のCPUにはない現象としては負荷が掛かったときに連動してシングルスレッドでもEDCを多めの要求のために日常動作でもEDCのA数を100%で使い切ってしまってしまうので、RyzenMasterなどの数値を見ながらベンチマークをしてEDCが100%にならない程度に大体の数値を調整してあげると同じPPT42Wの中ではスコアが上がりやすくなるかと思います

    System Configrationで35Wにした場合の
    シネベンチR23のスコアは以下の通りです。
    WS003158.jpg
    マルチスコアはガッツリ下がってしまいますが、発熱を文字通りTDP35Wに落とすことが出来、消費電力も最大で42Wまでしか消費しないようになります、シングルスレッドだけの動作だとPPTの上限に当たらないのでスコアも下がることがありません、エコなCPUを使いたい場合にお使いください。

    おまけ3
    おまけ2の設定をしたうえでCurve Optimizerチューニングをした場合。
    IMG_20230213_195405.jpg
    完全に自分用の調整なんですが、CurveでALLコアを-20にしてCPUの電圧を落としCPUの熱量を落とすことでCPUの動作に余力を生み、性能を上げることが出来るという設定です。Curve Optimizerについてはグーグルで検索するとでるので気になる方は調べてみてください

    結果としてはおまけ2の画像と比較してもらうとわかりますが
    WS003160.jpg
    さらなる発熱低下に加えてマルチ、シングルスコア共に性能が上がりました。Curveの設定はマザーやCPUの個体差によって最適な設定値がありますが、Zen3の場合ならとりあえずオール-20程度を目安に上下させて上げるといい感じになると思います。オール-20でアプリが不安定になることやエラーやPCが落ちる場合がでたら-15、-10にしたりして様子をみてください。定格設定とかよりは確実に良い方向になると思います(本当ならよく動くコアを判断して調整するのではそれはまた後のお話で)

    上記の設定を踏まえてとりあえずの設定として
    iGPU 2000Mhz(定格) PPT42W、TDC39A、EDC110A、Co ALL-20にしました
    WS003165.jpg
    EDCを5700Gが要求していた値まで引き上げたらこうなりました、EDCリミットはCPUの立ち上がりに影響する点を考慮し、iGPUが多めにEDCを食うことを前提にリミットに当たらないようにしたことで、全体的に反応が良い35W(42W)の石になりました。ワットチェッカーで見てましたがほぼ消費電力は変わりませんでしたのでこれでも良いかと思います、GPUOCをするとゲーム中の消費電力が上がりやすくなるのであえての定格にしてます。

    結果としてはただ何もしてないPPT45Wに近いぐらいのマルチ性能に加えてシングルスレッドが1502まで上がったのがとても大きいポイントかなと思います。
    WS003189.jpg

    ちなみに本記事のようにGPUクロックを2400MhzなどにOCするとGFX電圧上昇分EDC要求が跳ね上がり、iGPU込のCPU単体の消費量が大きくなることで表記上のPPT上限を超えてしまうなどの問題もでてくるので、基本的にはTDP35WモードなどはiGPUが定格設定の範囲内での話となります(´・ω・`)
    WS003172.jpg

    上記の設定を続け二週間ほど立って、複数アプリを動かしたときにエラー落ちはないもののきもーち操作がワンテンポ遅れる気がすするので(気のせいかもしれないけど)RyzenMasterを使って手持ちの5700Gのメイン実行コア2つを探してCurveをCO -15に上げました
    WS003212.jpg
    5count上げは電圧的には15~25mVほど上げたぐらいですが良く動く2コアは基本的に多めに電圧を割り当てたほうが安定すると思いますのでこれになりました、☆がついてるほうが1stコアになるのでCO -10にしても良かったんですが○の2stコアもほぼ同じ動作ぐらいなのでとりあえずCO -15で様子見へ、体感で動作が良くなった気がします。でも確信もまたなんか出たら書きます

    | PC関係 | 03:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

    ≫ EDIT

    AMD GPUドライバ Adrenalin 22.11.1の高&低リフレッシュレートモニタ同時使用時においての不具合報告

    2023/1/07
    ※AMD Software Adrenalin Edition 22.11.2がリリースしたことでこの問題が緩和されました、ただし新しい不具合も・・・ 内容の追加は記事の一番したに書きました

    どうも鹿の人です、最近AMD側のパーツしか触ってないことに気が付きました
    さて今回もRX6900XTの話題です・・・

    購入時のレビューの話↓
    Radeon RX6900XT を買いました!(低解像度時のカクつき問題の簡易対策つきレビュー)
    こちらの続きになります。

    と、いうのも現在のRadeonの最新GPUドライバであるAdrenalin Edition 22.11.1、こちらになってから低クロック時に置いてのモニタのかくつきの問題が改善されて喜んでいた矢先にとある問題点に到着したのメモとして書いておきたいと思います。もしも似たようなあって、気になることがあったら同じことをすると改善されるかも・・・?

    ドライバダウンロードページはこちらから
    https://www.amd.com/ja/support


    4Games様より
    「AMD Software Adrenalin Edition 22.11.1」が「CoD Warzone 2.0」などに対応

    難しいことを書かずに簡単にまとめますと
    WS004306.jpg

    この現象についてわかったことがありまして、この不具合の問題点は実はメインディスプレイでハイリフレッシュレートモニタを使っていて、サブに60hzなどのモニタを使っている場合にてサブディスプレイで動作再生や、再生支援が働いてるいる状況の動画を再生してしまうとメインディスプレイに映っているゲームやOSのパフォーマンス全体が落ちてしまい、カクつきを発生するということがわかりましてまとめていきたいと思います

    ちなみにOSはWindows10になります

    まずはじめに自分の環境では
    HUAWEI MateView GT 34を現在メインで使っているのですが、1枚だけでは足りないということで
    size-0526.png

    フルHDのモバイルモニタを一枚追加した形で日常を経験してたのですが
    IMG_20221124_224631.jpg
    この編成が現状のドライバでは相性が悪いということになったんですよね。

    フレームレート自体には影響は無いんですが、サブディスプレイで映像が写ってる間は目に見えてメインディスプレイがカクついてしまいものすごく見ずらいという状況になってしまってます、何回かサブディスプレイでの映像ありなしの切り替えやビデオ再生をメインディスプレイでやるなど確かめてみましたが、やはりサブディスプレイでの動画再生時のみカクつくということになってました・・・

    で、検証がてらにGT34を60hzに落としたらなんと
    WS004307.jpg

    カクつかないことが判明

    どうやらメインがハイリフレッシュレートでサブが60hzなどがダメらしくて同一のリフレッシュレートであれば問題がないというかなりめんどくさい状態にぶち当たりました・・・

    ではサブディスプレイのリフレッシュレートが高いものではどうなのかなってことで、Switch用に使っていたWQHDの130hzを繋いでみて動画を再生してみたらこちらは大丈夫ということに
    WS004308.jpg
    どうして・・・

    で、細かく検証をするために行ったのが以下の組み合わせ
    UWQHD60hz+フルHD60hz✔
    UWQHD165hz+フルHD60hz ❌
    UWQHD165hz+WQXGA 60hz ❌
    UWQHD165hz+4K60hz❌
    UWQHD165hz+WQXGA130hz✔
    WQXGA130hz+フルHD60hz❌
    WQXGA130hz+WQHD60hz❌
    WQXGA130hz+4K60hz❌

    ※UWQHD→3440x1440 WQXGA→2560x1600

    おそらく解像度は関係なく60hzを超えるリフレッシュレートがあるモニタ環境にて60hzのモニタを追加するとダメということが分かりました。そのため急遽行ったのがモニタアームにくっついているWQXGA130hzモニタを縦にして使うことにしました
    IMG_20221125_002510.jpg
    ちょうどよくナヒーダの画像が手元にあったので思わず使ってしまってますが特に気にしないでください、16:10のパネルなので縦にしたときの横の広さが地味に効いてて助かります。なおフルHDのモニタがウルトラワイドに残ってますが、これはSwitchの遊ぶための画面となります。

    結果としてこれだけでサブディスプレイでの動画再生等でのカクつきは無くなったので快適になりましたが、本来だとドライバによって直るものだと思うので、本当なら直してもらいたいところだったりはしますね・・・

    一応過去のドライバを見てる限りでも高リフレッシュレート&低リフレッシュレートを使用した場合は~とあるので、もしかしたらだいぶ前から続いてるのかもしれないです(;´Д`)

    もしもRadeon RDNA2をお使いの方でマルチディスプレイで動作をさせている方でカクつきが気になる人がいましたら一旦同じリフレッシュレートにして動作をしてみてください

    AMD先生・・・ 頼みます・・・ ではまた(*´ω`*)ノシ


    どうやらAMD先生は新しいドライバでリフレッシュレート回りを多少対応してくれたみたいです
    AMD Software Adrenalin Edition 22.11.2 リリースノート

    新規サポート
    カリスト・プロトコル™
    ニードフォースピード™アンバウンド
    ウィッチャー®3 ワイルドハント』次世代機向けアップデート

    修正された問題
    ✔一部の240Hzリフレッシュレートディスプレイ、または高リフレッシュレートのプライマリディスプレイと低リフレッシュレートのセカンダリディスプレイ構成を使用しているRadeon™ RX 6000 series GPUで、ビデオ再生およびウィンドウ切り替え時に、断続的にドライバのタイムアウトまたはブラックスクリーンが発生する場合があります。

    ✔Radeon™ RX 6000 シリーズ GPU で Firefox を使用したハードウェアアクセラレーションによるビデオ再生時にスタッタリングが発生する場合があります。

    ✔Radeon™ 570などの一部のAMDグラフィックス製品において、AMDRSServ.exeによりゲームを終了してもGPU使用率が100%のままになることがある。

    ✔Radeon™ RX 6000 シリーズ GPU の VRChat™ で動画再生中に、ドライバのタイムアウトやブラックスクリーンが断続的に発生することがある。

    既知の問題
    ❌Chromiumベースのブラウザで2つのビデオを同時に再生すると、断続的にシステムのスタッタリングやUIのちらつきが発生することがある。

    ❌可変リフレッシュレートが有効な拡張ディスプレイを使用したChromiumベースのブラウザーで、ビデオの再生やゲームプレイ中にフレームドロップが発生することがある。

    ❌Radeon™ RX 6700 XTなどの一部のAMDグラフィックス製品で、ビデオとゲームのウィンドウを切り替えたときに、短時間の表示崩れが発生することがあります。

    ❌Warhammer 40,000: Darktide™のゲームプレイ中にテクスチャーのちらつきやアーチファクトが発生する可能性があります。

    Firefoxのハードウェアアクセラレーションが直ってるので人によっては嬉しいアップデート。
    しかし一度直ったはずのChrome回りの問題が再発してるので、悩ましい更新となってしまってます。ただブラックアウトの関係を考えて自分は最新版にアップデートをしておきました。リフレッシュレート回りは気持ち落ち着いたんじゃないかなと思いますが、なんかダメぽいときもあるのでマイナーアップデート感は否定できませんね(´・ω・`)

    AMD Software 22.12.2 for Radeon RX 7900 Series
    RX7000シリーズに対応した22.12.2が実装されてました、ただし・・・

    Adrenalin 22.12.2 for RX 7900で解決した問題
    ・マルチディスプレイ構成で「Virtual Super Resolution」機能を使用すると,表示が崩れることのあった問題
    ・ディスプレイを4台接続した構成で表示モードを変更すると,システムがクラッシュすることのあった問題
    「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」でレイトレーシングを有効にすると,ゲームロード中にクラッシュしたり,ドライバのタイムアウトが生じることのあった問題
    ・ハードウェアアクセラレーションを使用した動画再生時の消費電力を改善。今後のリリースで電力効率をさらに改善することを予定しているとのこと。

    ●Adrenalin 22.12.2 for RX 7900における既知の問題
    ・高解像度・高リフレッシュレートに対応する一部のディスプレイを接続すると,アイドル時の消費電力が高くなることがある
    ・マルチディスプレイ構成の一部で,拡張ディスプレイに「Radeon Super Resolution」を使用すると,断続的にアプリがクラッシュしたり,ドライバのタイムアウトが発生することがある
    ・マルチディスプレイ構成の一部でゲームプレイ中に動画を再生すると,拡張ディスプレイの画面にカクつきやフレーム落ちが生じることがある
    ・「Uncharted 4: A Thief's End」のオープニングで,カクつくことがある
    ・「Valheim」のグラフィック設定で「Vulkan API」を選択すると,プレイ中にゲームがクラッシュしたり,ドライバのタイムアウトが生じることがある。「DirectX API」を選択することで,この問題を一時的に回避できる
    VRゲームやVRアプリの一部で,想定より性能が低いことがある

    マルチディスプレイ構成でゲームプレイ中に動画再生をするとカクつきやフレーム落ちが発生する場合があると書かれていてRDNA3でもこの問題は続いてしまうのかもしれませんね・・・

    | PC関係 | 23:17 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

    ≫ EDIT

    Ryzen 5 5600G を遊び倒してみました

    前回の記事の続きです。
    サブPCのケース入れ替えとCPU交換のお話

    FhQbyCWUUAA3y_H.jpg
    どうも鹿です!
    というわけで今回は現在18000円で販売されているRyzenAPU 5600Gが何処まで動くのかという内容です。

    2200GEからの乗り換えなので、主にパフォーマンス周りを重点に見ていきたいと思います。

    まずはCPUをそのまま交換ということで差がわかりやすいように
    2200GEの時点でとりあえずチップセットドライバを更新
    WS000005_202211172018436f3.jpg

    メモリの設定はとりあえずDDR4-3200MhzのCL16で動かします
    WS000006_20221117202328591.jpg

    PC構成はこんな感じです
    【M/B】TUF-B450M-PLUS-GAMING
    【RAM】OCMEMORY OCM2933CL16D-16GBNHB(8GBx2)
    【NVMe】Samsung SM951(128GB OS用)
    【SSD】Micron 1100(2TB)
    【HDD】東芝 MD05ACA80D(8TB)
    【HDD】東芝 MD06ACA10T(10TB)
    【電源】REX-850ASH STALLION (850W 80+Silver)
    色々変更したいところはありますが、今回はこのままで。
    なおBIOSにてRAMの割当を512MBから2GBに変更しております

    まずはCPUテストである
    Cinebench Release 23をやってみました

    2200GE
    WS000009_20221117202426cf4.jpg
    中身がZen+のCPUであり、かつ4コア4スレッドの35Wの低電圧モデルということもあってスコアに関しては控えめな感じでした。
    しかし消費電力自体も35W付近でキレイに収まってるところは優秀な数値だと思います

    5600G
    WS000018_202211172032499ce.jpg
    一機のRyzenは通常の3倍のスピードで接近しますと言わんばかりのマルチスコア三倍という驚愕な数値にシングルスコアは約2倍になり、最大時の消費電力も約2倍になりました。ただ6コア12スレッドになったり性能が上がったり、電力効率が上がっているため実際の日常での動作に関しては2200GE同等か、細かいところでは省電力になってると思います

    次にGPU周りのベンチマークを行いました
    RyzenAPUのZen+~Zen3までのものはほぼ同じGPUなので大きく性能は上がらないと思います

    2200GE iGPUクロック 1100Mhz
    WS000012_20221117203909b5d.jpg
    GEモデルは省電力になってる代わりに内蔵GPUのクロックを下げられているので通常の2200Gとくらべて低めのスコアになっていると思います

    5600G iGPUクロック 1900Mhz
    WS000023_20221117204401081.jpg
    こちらはガッツリと内蔵GPUクロックが上がっているためか1200点も差ができました
    RyzenAPUはCPUとGPUのTDPを共有しているため、ベンチ中のCPU+GPUの消費電力は40~60W程度で完結しておりました。5600Gの内蔵GPUはGT1030に近い性能があるためCPU込みでゲーム中は60W前後で収まってのは正直驚きです。

    で、ここからは自分が約3日ほどかけて様々な検証を行いまして、
    色々と楽しめた結果を色々と書いていきたいと思います。

    まず完璧な安定設定を出したのがこちらの設定
    WS000065.jpg
    DDR4-4000Mhz CL22 iGPUクロック2300Mhz IF1:1 PBO動作です。

    RyzenAPUはメモリクロックが高ければ高いほど速くなり、内蔵GPUの部分もオーバークロックを行うことで性能が向上するので、試してみたという感じですね。BIOS側の自動設定で2300Mhzまでは自動で動かせるのでメモリのタイミングはわざと遅めにして確実に動作をするというのを基準で作りました。

    この設定でHDD非稼働時、アイドルが29~30W
    FhlhD0aagAUKCGm (1)

    FF14ベンチマーク中で45~92Wほど
    FhloVnmagAA72o2.jpg

    スコアは以下のようになりました
    WS000103.jpg
    この時点でGT1030とRX550を超えた数値が出ている計算になります。
    750tiには二割ほど届かない計算だと思います。

    上記の状態で原神をプレイしてみました

    フルHD、プロファイル低設定、レンダリング0.8倍で快適に動作しました。
    レンダリング1.0はキツめの印象なのでこの辺りのGPUの限界はありますが描写が軽いところはきっちり軽く、最大での消費電力も60W前後で収まっており、熱量も虎徹2クーラーの割にまったくないため、かなり優秀だと思いました。

    デイリー消化とかの日課をこなすぐらいなら十分だと思います。

    で、ここで一旦安定設定を出しましたが
    海外のネットを見ているとDDR4-4600Mhzとか、iGPUを2400Mhzとかをする人が結構おり、これは自分もこれは確かめないといけないと思ったので、以前から手持ちにあった

    SamsungB-ダイのメモリを用意しました
    FhvfEHOaYAEu3rg.jpg
    こちらのメモリはDDR4-4133 CL18-18-18 1.4Vで立ち上げることができますので

    D.O.C.Pを使って、設定値を読み出し
    WS000095.jpg
    DDR4-4133MhzCL18で動作をさせてみました。
    ついでにiGPUのクロックも100Mhzを更に乗せて、電圧を1.35Vまで上げました。
    もちろんMCLK、FCLK、UCLKのクロックは同期済み IF1:1動作です。

    ここで自分が数日かけながら3DMarkのFireStrikeでスコアを簡単に出してみたら
    WS000101.jpg
    WS000102.jpg
    わーお・・・ メモリクロックと内蔵GPUのクロックが上がるたびにスコアが上がりました
    2200GEの二倍のスコアとまでは行きませんが、結構な性能が引き出せたかと思います。

    この他DDR4-4200を立ち上げたりDDR4-4400が動きそうな気配もあったんですが今使ってるB450Mのマザーで上げたい部分の電圧が固定に出来なかったので、不安定な要素を考えても4133Mhzで妥協しておきました。

    せめてCMOSクリアのボタンがあれば良いんだけど・・・

    試しにもう一度原神を動かしてみたところ

    iGPUの電圧を上げたためか平均して5~10W程消費電力が上がりましたが1~2フレームが稼げる分、更に快適になった気がします。

    そしてこの温度です。 最近のCPUにしては冷え過ぎでしょ・・・

    ワットチェッカーの消費電力も数値通り増えておりアイドルが34~35Wほどになりゲーム中で見て55~100Wぐらいになりました。
    まぁメモリのクロックなども上がってるのでこの辺は仕方ないでしょう

    そんな感じでした。 一言言いたいです

    18000円で買える石にしては遊べすぎた

    内蔵GPUに大きな進化はないものの冷える、低消費、Zen3のCPU性能。メモリOCでついてくるのはiGPUだけではなく、Ryzen自体の性能を出し切ることも可能である点。そしてB450でも全然問題がないという点、とても遊べるCPUだと思いました。

    ただ5600Gを詰めたら詰めるほど1CU多い5700Gが欲しくなってしまったりしてしまい、RDNA2が搭載されてるノート用Zen3+や今後出るであろうZen4APUが気になってしまいました・・・

    それだけ良かったといえましたね・・・

    ちなみにゲームでフレームレートをできるだけ稼ぎたい場合はSMT、intelでいうところのHT(仮想スレッド)を切ったほうが無駄なスレッド移動が減るためCPU動作の効率が良くなるという点があるので、そういうところも踏まえて8コアであり、クロックも高くなる5700Gが良さげだなぁって思った次第でした。まぁ流石に買い直しはしませんけどね・・・

    以上5600Gで3日間を遊んだレビューでした。
    みなさんもぜひ買って遊んでみてください、ではまた(*´ω`*)ノシ


    おまけ、原神 中設定ではどれぐらい動くの?

    実はレンダリング0.8でなら十分遊べるといえば遊べます

    ただ重くなるとこは結構フレームが落ちるので
    上手くゲーム内設定をやりくりするといいかもしれない・・・?

    中設定レンダリング0.6+FSR2なら比較的に軽い動作できれいめに動きますが
    ポストプロセスフィルターの関係で移動時は少し映像がぼやけるのが欠点

    あとはFSR2.1が実装されると一番なんですけどね・・・
    AMD、テンポラル・アップスケーリング技術の最新版「FidelityFX Super Resolution(FSR) 2.1」を公開

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